3: 「私をばかにするような彼氏はいらない」

アパレル関連の仕事をするWさん(34歳)が、恋人の浮気がわかった最初の感想は「ばかにされた」だったそう。「悲しい」や「ショック」といった感情もあったけれど、それ以上に怒りが湧いてきたとのことでした。

「付き合って半年くらいで浮気されました。彼氏の様子に違和感を覚えた私が浮気を問い詰めると『遊びだから許してほしい。もう絶対にしない』と言いながらも、あっさりと浮気を認めたのです。

彼氏はかなり反省していた様子でしたが、交際半年で浮気をするなんて、私のことをバカにしているんだろうなって気持ちになりました。

まだ付き合って半年だったし彼氏は反省していたこともあって、最初はもうちょっと付き合おうかと頭をよぎったのも事実ですが、私をバカにするような彼氏はいらないという気持ちのほうが強かったので、浮気発覚から数日後には彼氏を捨てました!」

彼氏に浮気をされて、同じような感情を抱く女性は多いのではないでしょうか。

「遊びだから」という発言は、彼女だけではなく浮気相手すらも貶す発言です。

今回ヒアリングした女性たちは、特別に「強い女性」というイメージのある人たちではありません。バリキャリでもなく資産家でもない、ごくごく“普通”の生活を送るいわゆる“普通”の女性たちです。

「恋人が浮気をした」という事実に直面したときに「悲しい」や「つらい」といった感情よりも自立した声が聞こえてきたのが印象的でした。

それだけ令和時代を生きる女性たちは、精神的に自立し強くなっているのかもしれませんね。

「グルメや旅のライティングのほか、人間観察も得意。生活に密着したテーマの取材を重ねる。旅先で過ごす時間と温泉に浸かっているときが幸せ。結婚願望がなかったのに結婚してしまい、後悔しつつ毎日を楽しんでいる。」