「高級のり弁」ブーム仕掛け役?『刷毛じょうゆ 海苔弁山登り』
続いていただくのは、ブームの仕掛け役とも言われ、いち早くその弁当開発に乗り出した『刷毛じょうゆ 海苔弁山登り』の「海苔弁<山>」をいただきます。
このブランドは2017年4月にGINZA SIXに第一号店をオープンし、エキュート東京、新橋駅、築地直売所、上野など都内で展開中で、弁当に使う食材の中でも特に「海苔」へのこだわりは、群を抜いていると評価が高いです。
その海苔は、「のり弁用」として考案された海苔有明海で収穫されたその年の一番摘み(新芽)を使用しているのだそう。
この新芽は、自然に青のりが付着した天然海苔の「青混ぜ」という海苔で、1年のうちにわずかな期間しか生産されず、海苔全体の1%しか取れないというとても貴重なものだと言います。
さっそくいただきましたが、まず前述の「こだわりの海苔」が最高です。
「のり弁」というと、箸でつまんだ際、キレが悪く海苔全体が持ち上がってしまうことがよくありますが、『刷毛じょうゆ 海苔弁山登り』の海苔はさすがハイレベルのものを使っているだけあり、海苔が綺麗にほぐれてご飯と一緒に自然と持ち上がってくれます。
そのパラっとしたご飯も最高で、これはササニシキを採用しているとのこと。そこにかけられた粉末状の鰹節が旨みを品良くアップさせており、かなりのハイレベルの味わいでした。
具材の大きなチキン、トロトロの煮卵、ほうれん草のナムルなども、それぞれかなり美味しいのですが、それにも勝る海苔、ご飯、鰹節の贅沢な味わい。
「高級のり弁」を語る上では絶対に口にすべき一品で、1250円という高価格ですが、食べる価値は十分あると思いました。