家計管理や見直しにおいて必ず着目する項目の一つが「保険」です。

ひと昔前よりお金のことについてオープンに話せる時代になってきましたが、他の家族がどんな保険にいくら支払っているのかを細かく聞くことはなかなか難しいですよね。

また、家族構成(特に子供の人数)や世帯収入、持ち家か賃貸か、自動車を所有しているか否かなどによって、損害保険も含めて備える保険の種類や支払う保険料も大幅に変わります。

ですので、まずは「我が家にとって必要な保険は何か、そしてどのくらいの保障が必要なのか」をしっかり見極めることが大切です。

保険の本質と保険が必要とされる状況の把握

もしも…と言った「不測の事態」に備えるのが保険であることは既にご存知かと思いますが、なんといっても保険の最大の魅力は「少ない掛け金で大きな保障が得られる」ことです。

また、「貯蓄は三角、保険は四角」というフレーズがあります。

もし、十分にお金が貯まっていた状況で事故や災害が起こった場合は貯蓄で対応することが可能ですが、貯蓄が不十分だった場合に同じ事態に遭うとどうでしょうか?

この時に保険に加入していれば、貯蓄の有無に関わらずその直後から一定の保障(または補償)が受け取れます。

これが貯蓄はコツコツ右肩上がりの『三角形』に対し、保険は『四角形』と言われる所以です。これを踏まえて保険で備えるべきかを判断するポイントは以下の通りです。

・常に一定額の貯蓄があり、不測の事態に対してどのタイミングでも自家保険で賄えるかどうか。→自家保険で対応できるなら保険は必要ないと言えます。

・逆に言えば、貯蓄が少ない人ほど保険に入っておく必要があります。

この2つに焦点を合わせて、主に子育て世代を対象にどの種類の保険を優先すべきかについてご案内いたします。