「疲れやストレスを感じると、ついつい甘いものを摂ってしまう」という人も多いのではないでしょうか。
しかし、砂糖はマイルドドラッグとも呼ばれており、漫然と摂り過ぎてしまうと「砂糖依存」という状態に陥ってしまう危険性も……。
今回は、甘いものを無性に食べたくなってしまう理由や、甘いものを断つのにおすすめの方法を解説します。
甘いものが無性に食べたくなる理由
甘いものが欲しくてたまらなくなる理由として、近年ではクレービング(craving:渇望)という考え方が注目されています。
この考え方は、「甘いものなど特定の食べ物への強い欲求は、なにかしらの栄養素不足や心身状態と関連している」とするものです。
たとえば、甘いものが我慢できないときには、たんぱく質・炭水化物・脂質のどれかが欠乏している可能性があるといわれています。
また、ストレスを受けると「幸せホルモン」の一種であるセロトニンの分泌を促すために、甘いものを食べたいという欲求が強まると考えられています。
砂糖はマイルドドラッグ⁉
「ストレスを感じたとき、甘いものを食べたらホッとした」という経験がある人は多いかもしれません。しかし、ストレス解消の手段として、安易に甘いものを摂るのは要注意。
じつは、砂糖はマイルドドラッグとも呼ばれており、依存性があるのです。
砂糖依存になると、糖分を摂取することで「脳内報酬系」と呼ばれる快楽を感じる仕組みが刺激されます。そして、次第に多くの刺激を受けなければ快感が得られにくい状態へとなっていき、甘いものを摂らないと不安やイライラが強まってしまうことに……。
どんどん糖分が欲しくなる悪循環に陥ってしまうため、甘いものの摂り過ぎには十分に注意しましょう。