甘いものへの依存から脱却する3ステップ
甘いものへの依存を断ち切るための3ステップを解説します。
1.甘いものを手の届くところに置かない
すぐ手の届く場所に甘いものがあると、ついつい食べたくなってしまいます。冷蔵庫やテーブルなどには、甘いものをできるだけ置かないようにしましょう。
2.甘くないおやつを常備する
甘いものの代わりに、栄養価が高くて満腹感を得やすいおやつを常備しましょう。たんぱく質の豊富なチーズ、良質な脂質とビタミンが含まれるナッツ類などがおすすめです。
3.家族や子どもとスキンシップをとる
甘いもので幸福感を得る代わりに、家族や子ども、ペットなどとのスキンシップを大切にして、安らぎを感じる時間を増やしましょう。
スキンシップは「愛情ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンの分泌を促します。オキシトシンは砂糖依存を断ち切るカギとして注目されており、心を穏やかに保ち心身のバランスを整える働きを担っています。
甘いものを断つには漢方薬もおすすめ
「美容と健康のためにも、甘いものを食べ過ぎずにすこやかな毎日を過ごしたい!」という人には、漢方薬もおすすめです。
「甘味」を欲するということは、ストレスや過労、心労により必要なものが足りずに心身のバランスが崩れた状態と考えられます。
漢方薬は、足りない栄養を補うだけでなく、消化・吸収の機能を回復し、必要なところに栄養を届けます。また、自律神経のバランスを整えストレスによる砂糖依存からの回復をサポートします。そのため、根本から砂糖依存の改善を目指すことができるのです。
毎日の食事でバランスよく栄養を補うことに加え、漢方薬の働きで心とからだのバランスを整えて、砂糖依存の悪循環を断っていきましょう!
ストレスなどによる過食を解消したい人におすすめの漢方薬
大柴胡湯(だいさいことう)
比較的体力があり、便秘がちで胸のつかえ感があり、ストレスで過食してしまう人におすすめです。自律神経のバランスを整え、脂肪代謝を促します。
柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
比較的体力があり、動悸やイライラなどがある人におすすめです。心を落ち着かせ、イライラを抑える働きがあります。
加味逍遙散(かみしょうようさん)
虚弱で疲れやすく、精神不安や不眠、更年期障害などのある人におすすめです。自律神経に働きかけてイライラや不安を抑えます。
漢方薬を選ぶ際に重要なのは、自分の体質や症状にぴったりと合ったものを見つけること。不適切な漢方薬を選んでしまうと十分な効果が得られないばかりか、副作用が出やすくなる場合もあるので注意が必要です。
自分に適した漢方薬を見極めるには、漢方薬に精通した薬剤師に相談することをおすすめします。最近は、スマホで気軽に専門家に相談できる、「あんしん漢方」などのオンライン個別相談も人気ですよ。
あんしん漢方では、漢方のプロがAIを活用しながら、あなたの症状・体質に見合った漢方を選んで自宅に郵送してくれます。対面では話しづらいことも、スマホなら気軽に相談できますよ。
お手頃価格で不調を改善したい人は、ぜひ医薬品の漢方をチェックしてみてくださいね。
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甘いものが我慢できなくなってしまう背景には、栄養不足やストレスなどがあると考えられています。
甘いものはエネルギーとして重要ではあるものの、漫然と食べていると依存状態になってしまうおそれもあるので要注意。おやつを手の届かない場所に置いたり、栄養豊富で甘くない食品に置き換えたりして、上手に甘いもの断ちしていきましょう!
日々の美容と健康は、小さな意識づけから始まります。今回の記事を参考にみなさんもぜひ、甘いものに頼らないすこやかな毎日を過ごしてくださいね。
<この記事を書いた人>
あんしん漢方薬剤師
竹田由子(たけだゆうこ)
43、47歳で出産した2児のママ薬剤師。共立薬科大学(現 慶応大学)卒、臨床薬学専門。病院で10年以上医薬品情報室に従事し、医薬品に関する情報に精通。元漢方・生薬認定薬剤師。
漢方を自身の月経痛や妊活にも活用してきた経験から「日常の不調はまず漢方」をモットーに体の不調を我慢する女性へ対し情報発信している。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行う。