死んだらオシマイだ。でも、生きているかぎりは役柄がある。その役柄をちゃんと演じ続ける。それが生きるってことだ。(「アー・ユー・ハッピー?」より)
50歳を過ぎて円熟した矢沢永吉は、「アー・ユー・ハッピー?」で「人間の一生ってなんだ?」と問いかける。
「好きな仕事をして、メシ食って、酒飲んで、好きなクルマころがして、そして最後には死んで物体になる」のが人生であり、死んだら終わり。だけど、生きている限りは自分の役柄をちゃんと演じていく。それが矢沢の言う「生きる」ということなのだ。
忙しい日々の中で、「生きる」ことの意味を見失うことがあったら、この言葉を思い出してほしい。自分にとっての「役柄」とは何なのか。それを考えるのだ。
サラリーマンをバカにしてたら痛い目にあうぞ。日本のオヤジが、パワーを出すときが来たんだ。熟練のツッパリ、おじさんのツッパリを見せてやれ。(「アー・ユー・ハッピー?」より)
「アー・ユー・ハッピー?」の最後で、矢沢永吉は日本のオヤジにエールを贈っている。50歳を超えた矢沢だからこその言葉だろう。日本のすべてのオヤジ、そしてサラリーマンに向けたこの熱い応援は、何もオヤジでなくとも、アラサー男子の心にだって響くはずだ。
矢沢は「いろんなヤツ」に向けてメッセージを送る。「あえてツッパリという言葉をもう一回使いたい。おじさんのツッパリだ」と言う。おじさんのツッパリとは、「革ジャン着てリーゼント」ではない。糸井重里曰く、「何か圧力がかかったとき、倒されないようにしようっていう力がツッパリ」なのだ。この反骨精神が矢沢永吉をスーパースターに育てたのだ。
いかがだっただろうか。35年前に書かれた「成りあがり」と、50歳を過ぎてから書かれた「アー・ユー・ハッピー?」。いずれも、時代を超え、年齢を超えて読み継がれるべき名著である。
矢沢永吉の"ヤザワ語録"は知っていても、この2冊をまだ読んだことがないという人もいるだろう。電子書籍化を機に、ぜひ熟読してほしい。
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HOW to be BIG」
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