みなさんは、最近いつ図書館を利用しましたか? 

学生の時は自分の読みたい本を図書館で借りたり、調べ物をするのに利用するなんてこともありましたが、いざ社会人になってしまうと、なかなか近所の図書館に足を運ぶ機会も少なくなりがちですよね。
 

そんな図書館の利用をもっと身近にするサービスが近年、読書好きの間で話題になっているってご存知でしたか? 

その名はカーリル [ http://calil.jp/ ]。全国の図書館の叢書情報と、貸出状況をWeb上で簡単に検索できるカーリルは、読みたい本と場所を選択するだけで、現住所から一番近い図書館を検索。欲しい本の貸出状況が一発で把握できる優れものです。

そこで今回は、読書好き必見のWebサービス“カーリル”の全貌について迫るべく、運営会社の株式会社カーリル代表取締役社長・吉本龍司さんに詳しいお話を伺いました。

 

知らぬままは勿体無い!本の貸出をしてくれる図書館は意外と身近にある

吉本龍司さん

――本日はよろしくお願いいたします。さっそくお聞きしたいのですが、カーリルとはどういったサービスなのでしょうか? 基本的な利用法から、具体的にどういったことができるのか、教えていただけますでしょうか。

吉本さん「カーリルっていうのは、全国の図書館をまとめて検索できるサービスなんですが。実際には自分が住んでいるところとか、働いているところの図書館だったりとか、あるいは通っている大学とか高校とか。そういったものを一回設定しておけば、自分の図書館の使い方に合わせてまとめて検索できる。

なので、普段図書館を意識して使っていない人でも、実は自分が使える図書館っていっぱいあってですね。例えば都内に住んでいると、23区の図書館って山手線で動けば簡単に行けて、且つほとんどのところで利用登録ができる。場所によっては、全国どこの人にも貸してくれたりとか。

『都内に住んでいる人であれば貸しますよ』と比較的範囲が広いんですよ。そのような使える図書館がいっぱいあるので、まとめて検索すればどんな本でもどこかの図書館に必ずある。まずはそういった形で、本がどこにあるのか分かるっていうのが一番大きなところかなと思います」

――私も学生時代に図書館をよく利用していましたが、行き来する図書館はいつも決まった場所が多かった気がします。普段、図書館を使っている人もそうではない人も、カーリルを使えばこれまで以上に利用の幅が広がりそうですね。