今後、あなたの持つ図書館のイメージが大きく変わるかもしれない

図書館と聞くと、「公共図書館で本を貸出するだけ」というイメージを持つ方も多いのでは? かくいう私もその内のひとりでした。ですがカーリルを見てみると、貸出をしてくれる図書館って意外とたくさんあるんですよね。

例えば東京都であれば、ポーラ化粧文化情報センター資料閲覧室、イタリア文化会館図書室、米国大使館レファレンス資料室、農林水産省図書館など。普段なら決して足を運ぶことのない場所に、自分の借りたい本があるかもしれない。

読みたい本がどの図書館にあるか。それをカーリルで調べられるポイントも大きいですが、たまには違う場所で本を借りるのも悪くないのではないでしょうか。それもWeb上でポチッとボタンを押すだけで、貸出手続きできるのでとても簡単です。

また、吉本さんのお話によると「ちょうど大学を卒業してから、子供ができるまでの間、図書館を使わない方が多いんです。でも、一回カーリルを使うと、みんな使ってみようと思う」とのこと。

つまり、新しい場所で働き始めて、4月、5月ぐらいに近くの図書館に行ったかどうかで、その年使い始めるかどうかが決まるのだそう。「最近、図書館行っていないな……」という方から、来年4月から新たな環境で新生活を迎えるみなさん。さっそくカーリルを使って、近くの図書館に足を運んでみてはいかがでしょうか。


●吉本龍司(よしもと・りゅうじ)
1982年、岐阜県生まれ。慶応義塾大学環境情報学部卒業。小学校3年生のとき、両親からパソコンを譲り受け、プログラミングを独学で習得した。有限会社アール・ワイ・システムを高校3年生のときに設立し、フリーエンジニアとして活動を開始。フリーソフトウェアやシェアウェアなどを開発するかたわら、企業や行政の情報システムの構築や、様々なWebサービスの立ち上げに関わる。

2010年、図書館の蔵書を統合的に検索できるWebサービス「カーリル」の立ち上げで全国の図書館から所蔵情報を集約するスクレイピングエンジンの開発を担当。以来、図書館を軸に出版や電子書籍の世界を知るようになる。2012年、同サービスを運営する株式会社カーリル代表取締役。

カーリル [ https://calil.jp/ ]
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フリーランスライター。女性向けWeb媒体を中心に、恋愛、結婚、仕事、ライフスタイルに関する記事を執筆。自分の身と心で感じたことを企画立案し、記事にしながら読者に役立つ情報を発信している。自身の「note」に活動実績一覧を掲載中。介護福祉士、保育士資格保有。