4:手紙など文字で素直な気持ちを伝える

日頃から口頭で愛を伝えるのはちょっと気恥ずかしい、というシャイな方におすすめなのは、いざというときに「手紙で気持ちを伝える」というもの。

「誕生日や記念日にはできるだけ手紙を書いて渡しています。言葉にすると嘘っぽく聞こえたり、素直に言えないことでも、文字だとストレートに伝えられるので」

「夫の仕事が忙しく、日頃すれ違うことも多いので、作り置き料理が入ったタッパーとか、見てほしい子どもの学校関係の書類とか、夫が目にするであろう場所にふせんでメッセージを貼り付けておくと、返事が書き込んであったりします(笑)。ふせんでのやりとりが夫婦のコミュニケーションのひとつになっています」

手紙だと頭が整理できて気持ちが伝えやすいという人もいるはず。手紙は読む側も、ストレートに心に響く効果がありますよね。ふだん口頭で愛を伝えていてもいなくても、ここぞというときに手紙で気持ちを伝えることはきっと喜ばれます。

5:共通の趣味を持つ

子どもがいれば子ども、子育てのことが夫婦共通の話題になりますが、それだけだと子どもが巣立ったあとは共通の話題がなくなって会話自体がなくなる……なんていうことも。

そうならないために、夫と同じ趣味を持つことも有効です。自分の好きなものに興味を持ってくれたら、誰だってうれしいものですよね。

「夫がやっているスマホゲームに最初は否定的だったけど、自分もやってみたらハマった。今では夫婦の一番の話題になって、イベントがあれば夫婦で足を運び、より仲良くなれた気がします」

夫婦で健康的な体づくりをするために一緒に散歩をしている、筋トレしている、という方も。

趣味とまでいかなくても、夫婦で一緒に何かすることで共通の話題ができたり、仲が深まったりするので、夫が好きなことに興味を持って話を聞くことから始めてみるといいかもしれません。

6:尊敬・称賛する

合コンなどで男性を乗せるために「さしすせそ」が有効と聞きますが、夫婦生活においてもやはり、夫を褒めることで家庭の雰囲気がよくなることはあるようです。

「思ってもいないタイミングでわざとらしく褒めたりはしないけど、すごいと思ったら『すごいね』、私が知らないことを知っていたら『なんでそんなこと知ってるの!?』『さすがだね』とか、素直に褒めるとすごく喜びます。『頼りにしてるよ』とか『笑いのセンスが高い』とかも刺さるワードみたい(笑)」

女は男を立ててこそ、なんていうのは令和にはそぐわない言葉ですが、褒めてリスペクトの意を示すことで夫を尊重することは、円満な夫婦関係において大切なのではないでしょうか。

夫を喜ばせた実体験からのエピソードを聞いて、「やっぱりこういうことをすると夫が喜ぶんだな」と改めて実感したこともあれば、「これは発想になかったけど、ぜひやってみたい」ということも。

夫が喜び、夫婦仲が深まることは、長い夫婦生活を楽しく過ごすことにつながります。もし、まだやっていないことがあれば、取り入れてみてはいかがでしょうか。

エディター&ライター。エンタメ誌などの編集を経て、出産を期にライターに。ミーハー精神は衰えないものの、育児に追われて大好きなテレビドラマのチェックもままならず、寝かしつけたあとにちょこちょこと読むLINE漫画で心を満たす日々。