2: ミスや失敗に対して「謝れば許す」ことを求める

誰だって間違えることはあり、それは「お互いさま」です。

相手を傷つけてしまったのなら、自分の思いを伝えることとは別にその気持ちをきちんと受け止めるのが愛情の証だと思いますが、自分勝手な男性はミスをした自分の解消ばかり考えます。

謝罪はするけれど女性がそれで納得しないとき、「謝ったのだから許すべき」とそこにこだわって女性の気持ちをまったく聞かない姿は、愛情があるとは思えません。

関係に誠実な男性は、「許すかどうかは相手が決めること」と思い、自分にできるのはなぜそうしたかを真摯に伝え理解してもらうこと、そして傷つけたことを謝る、とわかっています。

許されることが前提の謝罪は、そもそもどんな人間関係でもよしとはできないものです。

相手は自分とは違う人間であり、これからもいい関係でいたいと思えば、間違えたときに肝心なのは許されることではなくその自分を素直に認めて謝罪する姿勢、とわかるのですね。

3: 威圧や暴言など「支配」に走る

ちょっとした衝突や喧嘩でも、雰囲気が悪くなるとすぐに不機嫌さを全開にして「はあ?」「なんだと」と攻撃的な態度に出て威圧する、「お前はダメな人間だ」と罵倒や人格否定に走るのは、愛情でつながりたいのではなく「支配」です。

好きな人にそんな自分を見せていい結果を招くはずはなく、最終的に従わせることで自分だけが満足するのは、モラルハラスメントといえます。

威圧や暴言は、愛情とは真逆の支配欲から生まれるもので、相手のことが本当に好きならまずそんな自分は出せません。

好きだからこそ、ネガティブな感情が湧いてきても傷つけるような言葉は控え、悪い方向に流されるよりまともな解決を考えます。

モラハラをする人は、「お前が言わせているのだ」のように自分の態度を相手のせいにすることが多いですが、それは依存であって自分の弱さから逃げているだけと感じます。

関係に誠実な男性は、怒りでもって相手を動かすのではなく、すれ違いの原因を理解して解決しようとする力を忘れません。

4: 好きな気持ちは伝えない

上記の男性も昔はそうだったと話しますが、自分に自信がない人ほど相手に好意を伝えることをためらいます。

相手からも好かれているとわかってもまだ心を開けず、「絶対に否定されないとわかるとき」しか自分の思いを口にしません。

そんな自分が相手にどう思われるのか、という想像力がなく、好意を伝えてもらえない側の気持ちがどうなるのか、わからないのですね。

相手を本当に好きだと思うとき、その自分を隠さず伝える勇気が生まれます。

それは相手のためではなく自分がそうしたいからで、それを見た相手もまた、同じく「好き」と気持ちを伝えてくれることで、ふたりの間にあたたかい愛情が育ちます。

気持ちは口にしない限り届くことはなく、また相手の気持ちを受け止めるためにも自分の持つ「愛情の器」は積極的に見せていくのが、関係に誠実な男性の考え方です。

不安や心配がなく素直に「好きだ」と言い合えることが、いつまでも関係を続ける秘訣なのだと感じます。