汗を飛び散らせる熱戦がゾクゾク展開!

 

物語は、主人公・越前リョーマと、四天宝寺の遠山金太郎、東西の超一年生(スーパールーキー)が、運命の出会いを果たすところから始まる。

噂を聞きつけ、早く試合がしたくてたまらない金太郎に対して、越前はあくまでクール。2人の試合は残念ながらおあずけになり、四天宝寺はひとまず、準々決勝である不動峰中との試合を続ける。

 

ここで、最初の熱い試合が始まる。不動峰の部長・橘と、四天宝寺の千歳。実はこの2人、かつて九州の中学で共に戦ったチームメイト。しかし、橘は千歳に怪我をさせ、退部に追い込んでしまった。親友とのケジメをつける、いわば因縁の対決なのだ。

泥臭くも九州男児らしい一本気な橘と、ひょうひょうとしているようでどこかミステリアスな千歳。2人の絆が見え隠れする、熱戦だ。

勝ち上がったのは、四天宝寺。青学との準決勝オーダー発表とともに、お待ちかねの四天宝寺の曲が始まる。これまでも、サンバ、タンゴなど意表をつくジャンルの名曲を生み出してきたテニミュだが、今回はなんと「マンボ」。大阪の名物を織りまぜた歌詞や、コミカルな振りつけなど、見ているだけで笑顔になる、しかも聴いているだけでキャラの名前と必殺技が覚えられる、楽しい1曲になっている。

 

さて、いよいよ準決勝の開幕。1試合目、シングルス3は、青学・不二vs四天宝寺の部長・白石。「聖書(バイブル)」といわれる完璧(パーフェクト)なテニスの前に、天才と呼ばれた不二もさすがに苦戦。「んんーっ、絶頂(エクスタシー)!」という決め台詞からして、中学生らしからぬ白石は色気も余裕もたっぷり。

そんな彼に、余裕の笑みをかなぐり捨て、自分のため、そしてチームのため、負けん気をむき出しに戦う不二との試合は、まさに手に汗握る展開。本当に汗を飛び散らせながら華麗に踊る不二に注目だ。

2試合目、ダブルス2は、今回の目玉のひとつ「お笑いテニス」。次々と笑いをとる金色・一氏のラブラブペアに、血の気の多い桃城・海堂は、ペースを乱されまくり。ディスコ調の曲が、耳から離れなくなること間違いなし。