全世界100カ国以上で放送され、ブームを巻き起こしている英国ドラマ『ダウントン・アビー』。第一次世界大戦勃発直前(1912年)のイングランドを舞台に、大邸宅“ダウントン・アビー”に暮らす貴族・グランサム伯爵一家と使用人たち内情を描いた作品です。「世界で最も高い評価を受けたテレビドラマ」としてギネス記録に認定されているのだとか。

NHK総合でも5月11日(日)から放送がスタートし、ネット上では早くも「おもしろすぎる」「ハマった!」などの声が続出中! そこで今回は、25日(日)放送の3話に向けて、1話&2話のあらすじとドラマの見どころ、3話の注目点をご紹介。まだチェックしていない人でも、今なら間に合います!

 

まだ間に合う! これまでのあらすじ

時は1912年、イングランド郊外の村にあるダウントン・アビーの当主であるロバート・グランサム伯爵のもとに、豪華客船タイタニック号の沈没により、爵位と財産を継承するはずだった甥が亡くなったという悲報が届く。グランサム一家の娘は三姉妹で、当時の法律では女性は継承権・相続権を持たない。次の相続人となるのは、ロバートの遠縁の青年・マシューだが、一家とは面識もない親戚だった。

財産は誰の手に渡るのか――伯爵家が相続問題で揺れ動く一方で、使用人サイドにも事件が発生。新たな従者として、ロバートの戦友・ベイツが雇われたのだ。ベイツは足が悪く、「任務が勤まるのか?」と使用人たちは困惑。とくに、従者の座を狙っていた第一下僕・トーマスは快く思わず、何かと嫌がらせをするが、ベイツは愚痴もこぼさず健気に働き続ける。
 

そんな中、マシューとその母が村に到着し、ロバートが準備した新居で暮らすことに。そこでは執事兼従事も雇われていたが、マシューは貴族の生活に抵抗があり、どんな用事も自分で済ませようとする。メアリーは、マシューに財産を奪われることも、その解決策として周囲から彼との結婚を期待されていることも気に入らず、つれない態度をとる……果たして二人はどうなるのか?

物語は、一家の相続問題×使用人のイザコザの2つを軸に進んでいきます。いかにもドロドロした展開が待ち構えていそうな設定ですが、気格高いお屋敷で展開されるからか、イヤ~な生臭さはナシ。また、ベイツとロバートの友情を感じるシーンなど、心温まるエピソードも散りばめられており、「泥沼すぎるのは、ちょっとニガテ」という人にもオススメです! もちろん、じっくり愛憎劇を楽しみたい方も満足できるはず。主要人物は21人と多いものの、「このひと誰だっけ?」とならないほどキャラが濃く、絡み合う人間関係や次々と事件が起こる物語に、きっとみるみる引き込まれちゃいます。