「相談する相手を間違えて失敗したことと言えば、共通の友人A子についてあることでBに相談したら、それをA子本人に伝えられていたこと。
仲良しグループのひとりであるCちゃんが結婚することになり、みんなで結婚祝いを贈ろうって話になったとき、『どうせなら実用品のほうが喜ばれるかな』『Cは料理が好きだから、◯◯のお鍋はどう?』と意見が出るなかで、A子はずっと『ペアのぬいぐるみでしょ』と自分の意見をずっと押していたのですね。
それについて、『ぬいぐるみも可愛いと思うけれど、Cちゃんはそういうの好きだったっけ?』とグループラインで何気なく質問したら、『当人が好きかどうかも大事だけど、贈りたい気持ちも大切にするべきでは』と強めの書き方で返信がきて。
これは言い返したらこじれるなと思ってそのまま黙っていたのですが、ほかのメンバーが『あの子ならぬいぐるみよりお鍋のほうがうれしいと思う』と返してきて、結局ブランドもののそれに決まりました。
その後、A子が私について『無神経』とメンバーに話していることを聞いて、グループラインでは私にだけ冷たい言葉を返してくるようになったA子に悩みました。
自分の意見を否定されたと思ったのかもしれないけれど、極端な受け取り方ですよね……。
これをBに『質問しただけで無神経呼ばわりされてつらい。グループラインで発言がしづらいのだけど、どうしたらいいだろう』と相談しました。
Bは『あのときのあなたの質問は誰もが思うことじゃない?』『時間が経てば普通に戻れるよ』と返してくれてほっとしたのですが……。
数日後、A子から『あなたって人の気持ちがわからないよね』と個人アカウントで突然メッセージが飛んできて、Bから話を聞かされたと打ち明けられました。
『無神経呼ばわりする私を悪者にしている』と書いてあるのを読んで、ぞっとしましたね……。
BがまさかA子本人に話すとは考えてもいなくて、慌ててBに確認したら、『私はあなたが悩んでいるって伝えただけだよ』と返されて、またびっくり。
BはA子に『無神経とか言わないほうがいい』と言ったらしく、それがA子の気に障ったのだと思います。
私の言葉などまったく受け付けようとしないA子と、『良かれと思って』と困惑するBの間で、自分の立ち位置はどうなっているのか混乱して本当につらかったです。
イヤになってグループラインはしばらく既読もつけない状態でしたが、後になってBからは『余計なことをした』と謝罪があったものの、A子とはそのまま疎遠になっており、もう仲良しグループを抜けてしまおうかと考えています」(32歳/総務)
このケースでは、Bさん自身もA子さんの状態は「やりすぎだ」と思っており、質問をしただけのこちらの女性について無神経と言うのはおかしい、と伝えていたそうです。
こじれてしまったのは、Bさんが女性から相談されたことをそのまま言ったからで、これをA子さんが「悪者にしている」とまた極端な受け取り方をしてしまいました。
相談を受けたことは隠しておいてA子さんのやり方にだけ指摘をしていれば、ここまでにはならなかったのでは、と感じます。
合わない人とつながりを続けるのはストレスが膨らむ一方になるので、きっぱりと線を引くのも、今後の自分のためかもしれません。