家系ラーメン&サンマーメンの夢のコラボ! 「風々風」
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続いて向かったのが、東急東横線綱島駅からバスで10分、トレッサ横浜のすぐ近くにある「風々風(ふうふうふう)」(独立系)。
さっそく店の扉を開け取材の旨を伝えたところ、快く応じてくれた。今回、取材にご協力いただいたのは、同店のオーナーである久保田さん。さっそく同店が開店した経緯にふれてみよう。
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久保田オーナーの実家は川崎で中華料理店「中華村」を営んでいるが、家業を継ぎたくないと反発し、大学卒業とともにサラリーマンの道を選ぶ。
だが、仕事をしている中で自分が本当にやりたいことは何か? と自問自答した結果、中華料理店の手伝いをしていた経験を生かせるラーメンへの道を進むことになったそう。
そこで修行先として目をつけたのが、六角家からの独立店で東京都目黒区に本店を構える「円満家」。知り合いを通じて2003(平成15)年に入店し、円満家目黒店で2年、蒲田店で2年半の修業を積み、家系ラーメンの基礎作りを当時の店長に叩き込まれたとのこと。久保田オーナーは「修業時の経験が今の僕を作ってくれた」と語る。
こうした経緯を得て、2008(平成20)年3月16日に念願の店をもつことになる。
店名の由来は久保田オーナーのラーメン作りに対する3ヶ条「真風」「新風」「心風」の“風”を3つつなげたもの。ちなみに風風風にしなかったのは、全部“風”の文字にしてしまうと、見た目が重くなるからとのこと。
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では、同店のインパクト大なメニューはなにがあるのか? 久保田店長によると、横浜が誇る「サンマーメン」を家系風にアレンジした「もやしそば(700円)」があるのだとか。これは胸が高鳴るではないか! そこでさっそく注文してみた。
一口食べてみたところ、これが実に美味い! 横浜の名物である「家系ラーメン」と「サンマーメン」が合わさるとここまで美味くなるとは! あまりの美味さにレンゲが止まらん状態に!
そんな興奮状態の中、マーコ氏からとんでもない情報が。「実はここ(風々風)の味噌ラーメンって全国の家系ラーメン店の中でもトップクラスの味なんですよ」とのこと。…本当ですか?
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そこで、噂の味噌ラーメンも注文。
濃厚な味噌味の中に甘味とコクがあり、これまたぐうの音も出ないくらい美味い!
なんでもこの味噌は久保田オーナーのおじいさんの代から続いているものらしく、60年以上の歴史があるのだとか。それを家系ラーメンと味噌を合わせ、さらにアレンジを加えることによって、この味を引き出したという。
これって、サイドメニューのレベルじゃないですよね!? とマーコ氏に確認したところ、「味噌ラーメン店専門店レベルの味ですよ」と太鼓判。ではその結果は!?
>家系マイスター・マーコ氏
家系ラーメンとサンマーメンの夢のコラボを味わえただけでなく、味もスカウターを破壊するレベル!。 野菜の甘み・旨みがとんこつしょう油スープへ絶妙にマッチングし、もはやレンゲが止まらない状態に! また、サイドメニューの味噌ラーメンも“味噌ラーメン専門店が出来る”と言っても過言ではない家系ラーメン店において史上最強の味噌ラーメンだ。
>編集部・千葉
サンマーメンも美味いが、個人的には味噌ラーメンのインパクトが強い! 北海道生まれなので味噌ラーメンにはちょっとうるさいけど、いままで食べた味噌ラーメンの中でベスト3に入っていいくらい。
<今回の採点>ネ タ 度 :☆☆☆☆★(星4つ)
既食メニュー:もやしそば(700円)、みそラーメン(680円)
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「たしかに美味かった。…だが見た目のインパクトではまだまだ足りない」。そう言い残し店を出るマーコ氏。だが、その横顔には笑みさえあった。きっと次の店には確信めいたなにかがあるに違いない!
マーコ氏の背中を追い、次の店へ向かった。