コラボレーションが生み出す映画の面白さ

『土竜の唄…』では原作コミック×主演・生田斗真×脚本・宮藤官九郎×監督・三池崇史など、意外なコラボで魅せる作品も多数。その化学反応が生み出す面白さに、期待したい。

 

©2014「ニシノユキヒコの恋と冒険」製作委員会
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『ニシノユキヒコの恋と冒険』 2月8日(土)公開

川上弘美(『センセイの鞄』)の同名小説を、『人のセックスを笑うな』の井口奈己監督が映画化。

主演・竹野内と井口監督の組み合わせに加えて、女性に懲りない主人公・ニシノと竹野内の取り合わせも秀逸。軽妙なのに奥深い、とらえどころのない男に存在感を与えている。

また女優陣が女性監督のもと、生々しくもかわいらしい表情を見せているのも注目。

 

©2014 フジテレビジョン 小学館 ジェイ・ストーム 東宝 OLM ©高橋のぼる・小学館
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『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』 2月15日(土)公開

組み合わせにしても、それぞれの仕事ぶりにしても、これぞ! という一作。

また、コミック原作だからこそできる荒唐無稽さを三池も宮藤も押し出していて、エンタテインメント作品としてもこれぞ! という映画に仕上がった。

悩み多き役どころが続いた生田斗真が見せる、漢(おとこ)と書いてバカと読むと評したくなるようなはねあがりぶりも最高。

 

©2014「白ゆき姫殺人事件」製作委員会 ©湊かなえ/集英社
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『白ゆき姫殺人事件』 3月29日(土)公開

美人OLが、惨殺死体で見つかった。容疑者として取りざたされたのは、地味な同僚女性。ネットの情報がマスコミも巻き込み、彼女の素顔が暴かれていく! 

湊かなえの同名小説を、中村義洋監督。小説原作ものと中村監督の取り合わせのよさは、『ゴールデンスランバー』などでも証明済み。地味で特徴のない女性に扮した井上真央が、静かな熱演を見せる。

 

『青天の霹靂』 5月24日(土)公開

劇団ひとりが、自身の書き下ろし小説を原作に映画監督デビュー。

売れないマジシャンが“青天の霹靂”で40年前にタイムスリップして、若き日の父と母に出会うことになる。

主人公には、大泉洋。また若き日の母を柴咲コウ、若き日の父を劇団ひとり自らが演じている。このコラボは驚きの事件だとしても、面白い作品になるのは青天の霹靂ではなく確実!

 

 

 
©2012「捨てがたき人々」製作委員会
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『捨てがたき人々』 初夏公開

俳優・榊英雄がメガホンを執る本作は、鬼才・ジョージ秋山の同名コミックが原作。

『誘拐ラプソディー』など監督としても高い評価を受ける榊が、人間の貪欲な本能と、孤独な本質を描き出している。虚しい日々を送る、荒んだ主人公の中年男に、大森南朋。食欲と性欲をただ満たすだけの、むき出しの人物像に挑んでいる。生と性に迫る異色の人間ドラマ。

 

 

3DCG作品の波も!アニメーション新時代

2013年も映画界を席巻したのは、アニメーション! 今年は『聖闘士星矢』『STAND BY ME…』など、ジャパニメーションの人気キャラクターがCGで動く作品も控えている。

 

©SUNRISE/T&B MOVIE PARTNERS
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 『劇場版 TIGER&BUNNY -The Rising-』 2月8日(土)公開

女性たちも魅了した“タイバニ”の劇場版第2弾。

TVシリーズその後を描いた完全新作の物語で、鏑木・T・虎徹とバーナビー・ブルックスJr.が新たな事件に巻き込まれていく。

新しい試みの中、かつての子どもアニメにあった、ホットなキャラクターとクールな世界観のカッコよさが、大人にも訴える“タイバニ”の魅力。未見の大人は、ここからぜひ!

 

©2014 車田正美/「聖闘士星矢」製作委員会
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『聖闘士星矢 Legend of Sanctuary』 初夏公開

原作者・車田正美の製作総指揮のもと、人気エピソード“聖域十二宮編”を『Tiger&Bunny』のさとうけいいち監督がCGを用いて映画化。

現代に甦った女神アテナを守るため、“聖闘士(セイント)”の星矢と仲間たちが、最強の黄金聖闘士たちと熾烈な戦いを繰り広げていく。

最新のデザインと技術で描き出された、聖闘士の表情とアクションに注目が集まる。

 

(C)2014「STAND BY MEドラえもん」製作委員会
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『STAND BY ME ドラえもん』 8月公開

あのドラえもんが、3DCGで動き出す! 

描かれる物語は、『未来の国からはるばると』『さよなら、ドラえもん』『のび太の結婚前夜』など原作の人気エピソードをベースにした、オリジナルのストーリー。

脚本は、『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の0』の山崎貴。監督は『friends もののけ島のナキ』の八木竜一。アニメ版とは異なる世界観と作風も見どころ。

 

©2014 GNDHDDTK
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  『思い出のマーニー』 夏公開

『風立ちぬ』をもって、長編からの引退を宣言した宮崎駿監督。そのあとを受け、今夏ジブリが放つのは、『借りぐらしのアリエッティ』の米林宏昌監督による新作。

ジョーン・ロビンソンの英国児童文学が原作で、内気な主人公と不思議な少女の交流を描き出す。作品自体はもちろん、新たな流れの中でジブリがどんなカラーのものを送り出すのかにも注目。

『宇宙戦艦ヤマト2199劇場版(仮題)』 2014年公開

異星人ガミラスの攻撃で打撃を受けた地球を救うべく、宇宙戦艦ヤマトが16万8000光年離れた惑星イスカンダルを目指す。オリジナル第1作をベースに、新たなスタッフ、キャストで甦った『宇宙戦艦ヤマト2199』。本作はその劇場版で、完全新作のストーリーが展開される。すでに同シリーズは100億市場のムーブメント。新たなヤマト伝説がここにある。