もともと次男は舞台とかに興味があったんですが、そうでない長男の方が「もう1回行きたい」って言ってくれてるんです。それが私もスゴくびっくりで。家に帰ったらパンフレットを見ていて、「へえーー、パンフレットとかも見ちゃったりするんだーー」みたいな。

それに、劇中のグースとスワンは、湖月わたるさんが一人二役で演じられてるのですが、お兄ちゃんは、「グースとスワンって、本当に似てるよね。スゴいな。あんなに似てる人を配役するなんて……」って、感心してて。

佐江が「あのね、グースとスワンは同じ人が演じてるんだよ」って、そこから説明してあげたり。

――お兄さんの気持ちが少し分かるような。劇中でグースとスワンは真逆のタイプの人間ですよね。早替えもスゴくて、同じ人が演じられてるとは思えず「アレ? 湖月さんて双子だったけ?」って頭が混乱してきましたから。

分かります、分かります! 見ている人は、不思議だと思います。実際に、湖月わたるさんの一人二役には気づかない方が多くって、そこがまた地球ゴージャス・マジックなんです!

――存在感のある出演者さんのパフォーマンスはもちろん、迫力あるダンスや音楽にも圧倒されました。

そうなんですよね。前作の「海盗セブン」や、それ以前の地球ゴージャス作品もDVDで見させていただいたんですが、今回のクザリアーナは楽曲がさらに多いんじゃないかなと思います。

歌う曲ももちろんですし、芝居の最中に流れている曲とか、ダンスナンバーも曲数が本当に多いから本当に“ゴージャス”だな、と私自身思います。寺脇さんも「今回はスゴいよねーーー!」って、おっしゃってました。

寺脇さんがそうおっしゃるなら、本当にそうなんだなと思って。

――今回の作品は、地球ゴージャスさんにとって結成20年にあたる記念すべき作品なんですよね。見た後も舞台で聞いた曲がずっと頭の中で繰り返し流れていて、「ああ、佐江ちゃん素晴らしかったなあ」って、ずっと余韻に浸ってたというか。

わあーーー。本当ですか? うれしい! すっかりジャメーリアの世界に入って下さって(笑)

――はい。いまだにジャメーリアという架空の国の住人になってます! でも、初日を迎えられたときは、これまでとは違う緊張感などもあったんじゃないでしょうか?

バックナンバー