国民病ともいわれる花粉症。東京都福祉保健局によれば、都内の飛散開始時期は2月16日〜20日ごろ。飛散量は昨年の約3〜4割程度で、少なめだといわれている。
花粉症は30〜50代に多いとされていたけれど、最近は10〜20代にも増えているそう。ピークシーズン目前、花粉症対策をリサーチした。
“花粉症まとめ”から更にまとめた6つのポイント
MMD研究所の「花粉症に関する調査」(※)によると、20歳以上の人で花粉症にかかっている人の割合は48.7%。「かかっていない」「わからない」とほぼ同率だった。
花粉症の対策について聞くと、花粉症の人は95%以上、何らかの対策を実施していると回答。気になるのが、無防備な5%の人たちである。
「せめてマスクくらいつけては?」とよけいなお節介を言いたくなるが、驚異のアンチエイジングでおなじみの南雲吉則先生は、女性週刊誌で、マスクをせずに口呼吸するという、驚異の花粉症対策をすすめていた。もしかしたら、5%の人たちもレアな秘策を持っているのかもしれない。
同調査では、スマートフォンでどんな花粉情報を検索しているかについてもたずねている。「飛散情報」が80.6%と最も多く、次いで「オススメの花粉症対策グッズ」34.3%、「花粉アプリ」32.8%、「まとめサイト」26.9%という結果に。
筆者も「花粉症 まとめ」でキーワード検索してみると、約212万件がヒット。まとめたいくらい、まとめ情報があふれていた。まとめサイトからざっくり拾ってみた、花粉症のメカニズムや対策は以下のとおりである。
・花粉症は遺伝の可能性もあるけれど、なる人とならない人の違いはわかっていない
・沖縄は杉やヒノキがないため、花粉症がない
・飛散の多い日の外出はできるだけ避ける
・飛散しやすい時間帯は13時〜15時
・自宅に花粉を持ち込まない工夫をする
・鼻の下に塗るワセリンが人気。肌荒れを防ぐ
甜茶や鼻うがいなどの民間療法の効果については意見が分かれていた。さらに「花粉症 おすすめグッズ」とキーワード検索をかけてみると、検索候補に「花粉症 首から下げる」「花粉 首から」など、やたらと「首」推しされる。
クリックすると、ホルダータイプの空間除菌グッズが出てきた。価格は使い捨てタイプが700円台で、マイナスイオン発生器は8000円台。興味のある人は調べてみてもいいかもしれない。