実践したい、花粉症を軽くする生活習慣
花粉症対策法はさまざまだが、セルフケアの基本は「花粉を避けること」。
日常生活で実践したいこと、避けたいことを○×形式で紹介する。
2月〜3月はまだ寒いのでウールのコートを着用……×
飛散ピーク時、室内に持ち込まれる花粉は約2000万個とも。このうち、約8割が衣類に付着したものだといわれている。花粉が付着しやすいウールのコートは、できれば家族ぐるみで避けた方がいい。ファーはもってのほか。綿や化繊素材のコートがおすすめ。花粉が付着しにくいプロテクトコートも発売されている。
帰宅したらすぐにお風呂……○
体に付着した花粉を洗い流すため。シャンプーは毎日行って、髪についた花粉もしっかり落とそう。洗顔のときは、眉毛やまつ毛などもていねいに洗う。うがいもおこない、口内をすっきりさせる。
目を洗う時は生理食塩水を使う……○
目を洗うときは、真水よりも濃度0.9%の生理食塩水を使う方が低刺激。生理食塩水は体液とほぼ同じ塩分で、点滴にも使われている。1リットルに対して9g、500mlに対して4.5g。うがい液としても使えるので覚えておくと便利。
そうじ機は夜のうちにかける……×
室内に浮遊している花粉は、夜から朝にかけて床に落ちてくる。そうじのベストタイミングは、起きてすぐ。フローリングの場合は、いきなりそうじ機をかけるよりも、最初に拭きそうじをして花粉をある程度のぞいておくと、花粉が舞い上がらない。
花粉の治療にいくらかかる?
症状がひどい場合は、医師を訪れよう。厚生労働省によると、3割負担の場合の医療費は、初診ならワンシーズン1万2000円〜1万7000円程度、次の年からは7000円〜1万2000円程度の負担になるそう。
2014年6月からはスギ花粉症の根本治療を目指す「舌下免疫療法」が、保健適応となる見通し。今年は間に合わないけれど、来年に備えて治療を始める方法もある。
ベストな対策を見つけて、つらいシーズンを乗り切りたい。
※「花粉症に関する調査」
実施期間:2014年1月24日〜1 月25日
有効回答者数:563人
全調査結果はこちらで閲覧可能[https://mmd.up-date.ne.jp/news/detail.php?news_id=1267]