「人を受け入れたい自分」を信じる
彼女は、元彼との交際で「できた自分」についてはまったく見ていませんでした。
自分のわがままや依存が原因で振られてしまった、その事実だけを心に残しており、反省して乗り越えたつもりでも「新しい自分」に自信を持てなければ次の恋愛もうまくいきません。
失敗した自分と等しく「できた自分」も認めてあげることで、今度は「次も素直に気持ちを伝えられる」と信じられるはず。
こんな視点の転換も、失恋後の新しい恋愛で幸せになるには大切です。
今の好きな人と付き合いたいのに不安がある、自分について葛藤するのは「いい自分になりたい」と思うからこそで、人を受け入れたいという本音を忘れたくないですね。
彼女は、元彼との恋愛で自分は何をしていたか、何を伝えていたかをもう一度思い出しました。
そうすると、「相手の受け取り方に関わらず好意を届けられる自分」に安らいでいたこと、当然に動ける自分の力を改めて知ることができます。
依存していた部分も確かにあるけれど、気がついて「もうしない」と決めたなら次の恋愛でもその決意が活かされるはずです。
失恋後の新しい恋愛では、「人を受け入れたい自分」と同時に「好きな人を大切にできる自分」を正しく知っておくことも、一対一で愛情を育てる自信になります。
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失恋は、「失敗した自分」を色濃く残します。ダメだったのが事実だとしても、その一方で愛情を伝えられた自分の姿もまたあるはずです。
好きな人を大切にできる自信は、与えられるものではなくみずからの意思で築くもの。
「それができる自分」を忘れず、新しい恋愛を楽しみたいですね。