別れを「言われる側」の状態を考える

別れたい相手が残業続きで疲れているときや、家族の問題などプライベートでバタバタしているときは、別れ話は控えるのが吉。

本音は「今すぐ離れたい」であっても、相手に余裕がないとわかっている状態でネガティブな決断を受け入れてもらおうとするのは、「思いやりがない」「自分勝手だ」とそこから責められる可能性があります。

別れ話は気が重く早く済ませて楽になりたいと思えば、相手が忙しいときほど紛れ込ませることで早い決断を求める人がいますが、切り出される側の気持ちを考えればストレートに受け止めるのは難しいのが現実です。

ネガティブな話だからこそ、相手にもまっすぐに別れの事実を受け入れてもらい、お互いに納得してさよならをするのが尾を引かない終わりのはず。

相手の状態が落ち着くのを待ってから「実は」と気持ちを伝える姿は、人として尊重されているとわかるのが相手にとっては冷静さを忘れない鍵でもあります。

自分の事情だけで別れを押し付けるのではなく、相手にもきちんと考えてもらえるタイミングを選ぶことが、スムーズな話し合いの基本です。