5. 二日酔いになりにくくなった

お酒を飲むときは、炭水化物を食べないことをおすすめします。なぜなら、消化器系の二日酔い症状が出にくくなるからです。具体的には、胃のもたれ、むかつき、吐き気、下痢などが起きにくくなります。

先ほど、炭水化物は消化に悪いという話をしました。タンパク質が、胃の中から、数分から数十分で消えてしまう一方で、ご飯やパンや麺類は数時間も胃の中に滞留し続けます。これがどうやら、消化器に負担をかけているようです。

もちろん、アルコールを分解する能力(アセトアルデヒドの代謝能力)は、人ぞれぞれ決まっているので、限度を越えて飲み過ぎれば、頭痛などの症状は出ます。お酒に強くなるわけではない、という点は、気をつけてください。
 

●アルコールに弱い私も気兼ねなく飲酒できる

私の場合、お酒は嫌いではないのですが、あまりアルコールに強くありません。ときには、生ビール中ジョッキ一杯だけでも、しばらくすると気持ち悪くなってしまうケースがあります。アルコールが抜けるまで、ぐったりしてしまうんです。

ところが、飲酒の際に、炭水化物を食べないようにすると、ベロンベロンに酔っぱらっても、気持ち悪くなることが一切なくなりました。

例えば、低糖質チューハイの代表格・サントリー『ストロングゼロDRY』を一缶飲むと、アルコール8%とかなり強いので、もう最高に気持ちよくなって、バカみたいに楽しくなります。今までであれば、こんなに深く酔ってしまうと、その後には確実に気持ち悪くなり、下手をすると二日酔いになります。

しかし炭水化物を食べなければ、アルコールが抜けるまでの数時間は動悸を感じたり、軽い頭痛を感じたりはしますが、その後はケロッと元に戻ってしまいます。

おかげさまで、毎日のように晩酌をするようになりました。これで大酒飲みだと肝臓を壊しかねない諸刃の剣ですが、どうせ私は量を飲めないので、チビチビと楽しんでいます。

消化器系の不快感や、二日酔いを気にせずに、思う存分に酔っぱらえるなんて、人生の楽しみが広がったようです。

 

炭水化物の過剰摂取を止める恩恵は大きい!

糖質制限ダイエットを一言で言い表せば、「炭水化物の過剰摂取を止めれば、自然に適正体重に落ち着く」。これは、実践者として、嘘偽りのない事実と断言できます。が実は、ダイエットなんて、糖質制限の効果の一つでしかないんですね。

消化器に負担をかけず、血糖値の上下動が少なくなり、脂肪量が適正になることにより体の機能がうまく回るようになり、基礎代謝が向上し……と、恩恵は多岐に渡ります。結果として、睡眠から冷え性、アルコール耐性まで改善するんですから(あくまでも私の場合)、これは驚かずにはいられません。

「体質だから」と諦めていた困りごとも、もしかしたら改善するかもしれないですね。ゆるい糖質制限から、ぜひ試してみてください(急に極端な糖質制限をすると、体が慣れていないせいで、いろいろと不具合が出る可能性があります。まずは昼食、夕食など、一食をタンパク質&脂質メインにするところから始めるのをおすすめします)。

なお、タンパク質&脂質メインの食事は、炭水化物メインより高くつきがちですが、私はコストコを利用することによって、美味しく糖質制限を楽しめています。

【糖質制限ダイエット】コストコで絶対買うべき、安くて激ウマな食品10 [ https://ure.pia.co.jp/articles/-/20395 ]