3. 冷え性が改善した
冷え性というと、女性に多いそうですが、男性である私も、けっこうな冷え性を持っています。特に冬場は、妻に「あんた本当に手足が冷たいよねー。かわいそう」と言われるほど。この冬は足の指先がしもやけにもなりました。
ところが、糖質制限をして減量効果が現れ、しばらくすると、冷え性がかなり改善しました。しもやけも、いつの間にか治っていました。
冷え性の原因については、血行障害から、自律神経、ストレス、内臓温度の低下まで、さまざま言われていて、糖質制限がどう作用して冷え性が改善したのか、確かめるのは困難です。
ただ、糖質制限を開始してから、運動らしい運動はしていないので(通勤もなく、基本的に自宅でデスクワークばかりです)、食生活以外に改善する理由が見当たりません。
ちなみに、現在の私の身体ですが、先ほどタニタの体組成計ではかったところ、
体重 65.0kg(身長174cm)
体脂肪率 15.0%
筋肉量 52.4kg
基礎代謝 1536kcal / 日
と出ています。体脂肪率は標準、筋肉量スコアは0(平均的)で、標準体型との判定結果。運動をしていないのに(せいぜい、4歳と2歳のこどもたちを抱っこしているくらい)、基礎代謝は20歳並みと、15歳も若い数値が出ています。
冷え性は生活習慣が大きく影響していると言われているそうなので、体のシステムがうまく回るようになったのが、冷え性が改善した理由なのかもしれません。
4. 低血糖症(たぶん)の症状が出なくなった
実は私は、仕事に根を詰めすぎていると、ふと夕方などに、体調が悪くなることがしばしばありました。ガス欠になったような猛烈な疲労感、空腹感、めまい、体の震え、動悸などがくるんです。
私はこれ、長いあいだ「貧血」だと思い込んでいました。根をつめているときほど症状が出るので、疲れ過ぎたんだろう、くらいに考えていたんです。が、客観的に考えてみると、私は “貧血になりやすい人” の特徴に、ぜんぜん当てはまりません。
糖質制限をして、血糖値について知るようになり、ふと「低血糖症」という可能性に気づきました。低血糖になってしまうと、上記のような症状が出るケースがあるそうです。しかも私の場合、甘いもの(糖質)を食べて30分もすると、ほとんど症状が気にならなくなり、回復するんです。
※念のため、医師の診断を受けたわけではないので、もしかしたら、似た他の病気・症状かもしれません
実は私は、糖質制限を始めるまで、仕事中に疲れを感じると、アイスクリームやチョコレート、スナック菓子などを遠慮なく食べていました。脳の疲れには甘いものがいい、と信じていたからです。
が、こうして外から大量に糖質が取り込まれる状態が続くと、体内でタンパク質から糖を生成する「糖新生」の出番がありません。いざというときに、糖新生がうまく機能しないケースが想像できます。
実際、糖質制限をはじめて、「糖新生」を積極的に活用しながら生活している現在では、低血糖症のような症状は出なくなりました。それどころか、そもそも脳が疲れているような感覚に陥ること自体がなくなりました(仕事を終える頃はさすがに疲労を感じますが、日中はすごく元気です)。
もちろん、甘いものをはじめ、間食をしなくなりました。甘いものを食べたほうが、脳がよく動くと信じていただけに、これはちょっと衝撃的でした。