普段から意識したいこと
衝突や気持ちのすれ違いが起きたら…
好きだからお付き合いをするのであって、一方で「好き」だけでは解決できない場面も、交際では起こります。
意見の衝突や気持ちのすれ違いは、相手と自分の「違い」を目の当たりにするから痛みが生まれ、うろたえます。
そのときに、自分と同じではない相手の気持ちを拒絶で済ませるのは弱さであり、「違うからこそ本音を伝えあっていい在り方を探す」力が、自分にとっても自信を失わない姿勢です。
ネガティブな感情が生まれる場面でいきなり自分の本心や本音を口にするのは難しく、自分の気持ちは普段から相手に知ってもらうことを、意識したいですね。
「私はこう思う」「こんな考え方もあるよね」と、自分の思いを届けることにためらう必要はありません。
それを知れば相手も「自分はこうかな」と同じように思いを口にすることができ、そうやって互いの理解は深くなります。
会話でもってコミュニケーションをとっていくことは、相手と自分を知る貴重な機会であり、「こう思う自分はおかしいのでは」と決めつけるのではなく、まずは伝える姿勢を、普段から心がけたいですね。
互いを「等しく知っていく」機会を繰り返すことで我慢を少なくし、衝突や喧嘩が起こっても一緒に解決を探そうとする姿勢が、居心地のいい関係にはあります。
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「好きだからこそ我慢する」のを美徳のように取り上げる人もいますが、自分の気持ちを抑えてまで相手に合わせ続ける交際の結果がどんなものか、幸せなゴールを迎えたケースを筆者は知りません。
我慢は当然ではなく、「一緒にその時間を楽しむ」前提で話し合うのが対等であり、健全な愛情には欠かせません。
自分の思いは普段から届ける姿勢で、交際相手とは信頼を育てていきたいですね。