結婚直後に恋愛感情がなくなった

続いては「結婚直後になくなった」と答えた方のコメントを見てみましょう。

「だらしなさに気づいてイライラしたから」

「一緒に暮らし始めてから、こんなに何もできないのかとびっくり。子ども以上に手がかかります。給料も働いてる時間もほとんど変わらないのに、妻だけ家事をするなんて今の時代ナンセンスすぎる。今では触られるのも嫌です」

結婚して一緒に暮らし始めると、相手の家事能力はもちろん、家事への協力度も量ることができます。たとえ家事が不得意であっても、自ら動いたり、教えてもらおうとする姿勢を見せたりすれば、妻から夫への恋愛感情もなくならないのに……と思いますよね。

妊娠中に恋愛感情がなくなった

ここからは妊娠・出産のタイミングで、恋愛感情がなくなった方のコメントを見ていきます。「妊娠中になくなった」と答えた方は、どんな回答をしているのでしょうか。

「妊娠して私が悪阻で苦しくても、夫は自己中で常に自分が一番ではないと不機嫌になってしまう人でした。恋愛感情は消え失せました」

「妊娠中なのにベタベタしてくるのとかが嫌になり、たぶんそのあたりから恋愛感情はなくなったと思います」

どちらに共通するのも、「自分勝手」「自己都合」ベースで動き、妻への配慮や思いやりが見られないところではないでしょうか。これでは恋愛感情が枯渇するのも無理はないかも……。

子どもが産まれた後に恋愛感情がなくなった

「金銭的なやりとりで、旦那の自己中心的な言動が目立ち、家族への責任感がないと思ってから、途端にすべてに冷めた」

「家事育児に非協力的。なのに自分の趣味は熱心だったから」

「私の育児方法などを否定されたことがきっかけ。また育児を通して夫の幼児性に気づき、完全に冷めました」

「暴言を吐きまくる、家事・育児に参加しない、独身時代のように生活している、飲みに行きすぎetc.などの理由から恋愛感情が消えました」

親がいなければ生きていけない子どもを育てるというのは、とても大きな責任を伴うこと。また、妻ひとりに育児を押し付けるのもおかしな話です。子どもは親が育てるもの。親がふたりいるなら、ふたりで育てなくてどうするんだ、ということになります。

まとめ

相手に対して恋愛感情が残るか否か。その差は明らかですね。結局は相手のことを思いやれるか、相手を大事にできるか、に尽きます。

恋愛感情、というほど大げさでなくても「この人のこと好きだなぁ」「この人と家族で良かったなぁ」など、ふとしたときに温かい気持ちが浮かぶ関係性だと、家族としての関係もきっと円満に、うまくいくはずです。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。