3:もやしや豆腐、じゃがいもなどでかさ増しする

特に家族が多かったり、育ち盛りの年代の子がいたりすると、たくさんのおかずを作らないといけないので大変ですよね。その分食材の費用もかさむので、なるべくならかさ増し食材を上手に使って節約したいもの。

「野菜炒めや肉炒めなど、とにかくもやしをたっぷり入れてかさ増しはマストです。少しでも栄養がとれるように大豆つきのを買っています。料理によっては豆腐もかさ増しに有効なので、よく木綿豆腐を入れてボリュームアップさせています。豆腐は栄養もとれるし子どもにも食べやすいので、重宝しています」

「じゃがいもや長いもは価格が安定しているしかさ増しにもなるので、よく使っています。子どもたちも大好きなので」

安い食材でのかさ増しは、賢い節約には欠かせないようです。

4:おやつはお菓子でなく、おにぎりやゆで卵にする

子どもにとっておやつは欠かせない日々の栄養。楽しみにしている子も多いでしょう。

ただ、毎日のようにお菓子を買っていると家計にとって地味にダメージを与えることも。

「保育園の頃から平日のおやつは補食という位置づけなので、おにぎりやソーセージといった簡単な食事にしています。余分にお菓子を買うよりも、ふだんから冷蔵庫においてある食材でできるものなので家計に優しいかなと。休日は自分のお小遣いで好きなお菓子を買っていいルールにしています」

筆者の家でも平日のおやつは夕食に近い時間に食べるので、おにぎりやゆで卵(甘いものならヨーグルトやフルーツゼリー)といった食事に近いメニューの日が多いですが、節約の観点だけでなく虫歯や肥満の防止というメリットもありますよね。

月のおやつ費をしっかり決めて、その中でやりくりしているという家庭もありましたよ。

5:味噌汁など余った野菜を入れられるメニューを作る

子どもに栄養をとらせたくて入れるけど食べてくれない食材のナンバーワンは、野菜ではないでしょうか。

お肉やお魚でタンパク質、お米で炭水化物はとれても、野菜からとれるビタミンやミネラルなどの栄養は野菜嫌いの子どもに不足しがち。親としては心配になってしまいます。

そんなとき、栄養をとらせ、かつ、野菜を効率よく使うためにはどうしたらいいのでしょうか。

「余った野菜は味噌汁に入れてくたくたに煮込めば大体食べてくれるので、栄養もとれるし野菜も余らないし毎日作るものなので助かっています。カレーも毎日ではないけど同じ理由でよく作ります」

「ミートソースはお肉も野菜もたっぷりとれて子どもも好きなので、我が家ではけっこう頻度高く登場しています。玉ねぎ、にんじん、キノコ類をたっぷり入れられるし、生で出したら絶対に食べないセロリも刻んで入れたらわからないみたいでよく食べてくれます」

余った野菜を有効活用できて子どももよく食べる定番メニューを持っておくことが、栄養をとりながら上手に節約するカギにもなりそうですね。

安い食材を買うだけでなく、効率よく使う、きちんと使い切ることも節約への近道。また、安い食材の中でも栄養価の高いものを積極的に取り入れていくのが質を落とさないポイントです。

ぜひ毎月の食費を少しでも節約するために、意識してみてくださいね。

エディター&ライター。エンタメ誌などの編集を経て、出産を期にライターに。ミーハー精神は衰えないものの、育児に追われて大好きなテレビドラマのチェックもままならず、寝かしつけたあとにちょこちょこと読むLINE漫画で心を満たす日々。