嫌な上司みたい

「家事や育児に関して妻から教わることが多いのですが、上から目線で冷たい、キツイ。まるで嫌な上司みたい」

対処法

妻にとっては夫の家事のやり方、そして育児は未熟な点が多いかもしれません。

夫のしていることをそばで見ていると、「そんなこともできないの?」「なんでそういう風になるかな!?」とイライラしてしまうこともあるかと思います。

とはいえ言い方には気をつけた方が良さそうです。このケースのように、心の中で「嫌な上司みたいだな」「パワハラだ」などと夫に思われている可能性があります。

『家事ハラ』(家事ハラスメント)という言葉もあります。家事を通じてパートナーを傷つける言動をとることを言います。

家事や育児に関して夫は新入社員。教えるときは、できるだけ優しく丁寧に接してあげましょう。

改善してほしい点がある場合も、優しい口調で、端的に伝えるように。感謝の気持ちや、「すごい!」「さすがだわ~!」などの褒め言葉もマメに伝えてあげましょう。褒められるとやる気やモチベーションが増すものです。

やめてほしい「フキハラ」

「不機嫌になった時、醸し出す空気感がすごいです。仕事から帰って来て妻が不機嫌だったら会社に戻りたくなるぐらい。

眉間に皺を寄せてムッツリした表情で、こちらが話しかけても声のトーンが低くて、これみよがしにため息をついたりする。子どもも怖がっているので本当に勘弁してほしいです」

対処法

パートナーの『フキハラ』(不機嫌ハラスメント)にストレスを抱えている人は少なくありません。妻のフキハラが原因で帰宅恐怖症になってしまうケースもあります。

嫌なことがあった時は気分転換をしてから家族と向き合うなど、自分の機嫌は自分で取れるようにしたいですね。

他ならぬ夫のせいで不機嫌になっている場合もあるでしょう。この場合「察してほしい」「言わなくても分かってほしい」と思うかもしれませんが、やはり言わないと伝わりません。

不機嫌で相手をコントロールしようとするのではなく、言葉で「どうしてほしいか」を伝えて、話し合いで解決することを心がけましょう。

ご紹介したことを参考に、夫への理解やコミュニケーションの改善に繋げていってくださいね。

3万人を超える人の悩みを解決するコーチ&カウンセラーとして活躍。 2010年、その経験を活かしてコミュニケーション心理スキルを紹介する、コミュニケーションライターとして独立。一般社団法人日本聴き方協会認定シニアインストラクター・認定シニアカウンセラー。 [ブログ]