東京では5人ぐらい一緒で、名古屋ではオミナエシ役の藤林美沙さんと2人、福岡ではグースとスワン役の湖月わたるさん、イグレット役の佐藤江梨子さんと3人だったんです。なので大阪では寂しくて、楽屋から一歩も出ないようにしてるんです。

――え? どうして? 出ないと余計寂しいような。

だって、廊下で皆とすれ違うときに「オウッ! お疲れ。イエーーイ!!!」っていう、言葉をかけられると、もう寂しくて。。。

――???

え? だって同じ部屋じゃないっていうことだし、楽屋に帰ったら一人なんですもん。外ですれ違うと、もちろん皆、他人なんですが、もっと他人を感じちゃうというか。

――他のキャストの方の楽屋を訪ねたりはしない?

基本的に友達に、「遊ぼう!」とか連絡のできない人だから、自分から特別用もないのに、楽屋を訪ねることができないんです。

――佐江ちゃんのこのコメントを掲載するのは、大阪大千秋楽直前なので、もしもどなたかがこの“寂しい”発言を見たら、楽屋を訪ねていらっしゃるかも? ですね。ところで、佐江ちゃんの楽屋の中は、どんな感じなんですか?

自分の部屋みたいになってます。広さは、一人だとちょっと広いなあ、っていう感じで。しかも、メイクする場所が、部屋の一番奥の隅っこで。それもスゴく寂しいんです。誰かがドアをコンコン! ってノックして「失礼しまーす!」って入って来てくれるんですが……

佐江がスッゴく奥にいるし、最初の頃は、スピーカーもなくて、音楽もかけてなかったから、黙々と一人でメイクしてる佐江の姿を見て、「ウッッワ! 寂しい」みたいな。

――広い部屋にポツン? という状況ですか? 楽屋のれんの評判はいかがでしたか?

他のキャストの方も「スゴイ! どうしたの?」って聞いて下さるし、先日舞台を見に来てくれた秋元才加も「めっちゃ、いいのれんだねえ!」って、あの才加の口調で言ってくれて(笑)

――心友の秋元才加ちゃんも来られたんですよね。

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