GWを過ぎるとすぐに訪れる薄着の季節――。「そろそろダイエットを」と計画中の人もいるのでは? ダイエットといえばもちろん運動で、と決めている方も多いと思いますが、実は運動=ダイエットに直結するワケではないのだとか。中にはフィットネスクラブに通っているのに太る人も…!
そこで、ツラい運動がなくてもOKの、食事に気をつける究極のメソッドをベストセラー『運動指導者が断言! ダイエットは運動1割、食事9割』の著者で、イケメントレーナーとしても知られる森拓郎先生に聞きました。
運動だけで理想の体型は手に入らない!
森先生の経営するスタジオに訪れる生徒さんについて「いくら運動をしても痩せない、筋トレをしても理想的な身体にならないどころか前よりもひどくなった、ダイエットにいきづまってしまったなど…理想の体型作りやダイエットについて、さまざまな悩みを抱えた方がいらっしゃいます」と話す森先生。思わず共感する方も多いはず。
「私はダイエットとボディメイキングの2つを分けて、まず理想体重まで減量したいならば『高N/Cレートダイエット』(後述)の指導を、ボディメイクや姿勢や身のこなしを変えたいならそれにあったトレーニングを指導します。減量するダイエットに運動は必要ないのです」
身体を動かしてカロリーを消費しているのに痩せられない理由は、食べた分のカロリーが運動で消費したカロリーを上回っているから。「運動で大してカロリーを消費していないのに、それ以上に達成感を感じてしまい、『頑張った自分にご褒美』と余計に食べたり飲んだりしてしまうことで、逆に痩せることからさらに遠ざかってしまうのです」。
ダイエットとは切っても切り離せない「体脂肪」についても考えてみましょう。有酸素運動でカロリーを燃焼する際、体脂肪も燃やされますが、半分は「糖質」が使われます。運動して糖質が減ってしまうと、身体がそれをすぐ元の状態に戻そうとします。身体の炭水化物への欲求度は当然上がりますから、欲するがままにごはんやパン、麺類などの炭水化物、お菓子などを食べてしまうと…。