申し込みが終わると、まずは滝行を受けるための瀧行衣に着替える。5,000円コースの場合は、ここから特別祈祷とお祓いを受けることができるのだ。

本堂へと上がり、正座する。普段しない体勢はキツイ……。

住職が太鼓を打ち鳴らし、祈祷が始まった。名前と住所を読み上げられ、滝行を受けることを不動明王に報告する。このへんで、やっと「この後、滝に打たれるんだな」という実感が湧いてきた。それくらい、滝行は非日常のイベントなのだ。

なお、清龍寺不動院は神仏の両方が祀られているちょっと珍しいお寺だ。祈祷とお祓いが終わったら、清龍寺不動院の歴史や滝行を受ける意味などを説明していただく。聞けば、あの初代首相・桂太郎氏も日露戦争前にこの地で滝行を行ったのだとか。

 


本堂を出たら、教えていただいた作法通り不動明王に挨拶して、塩で全身を清める。まだ滝行自体は始まってもいないのに、だいぶ緊張してきた。

さあ、いよいよ滝行本番だ。住職を先頭に滝へと向かう。