――逆に「これは違う」というタイプじゃないおじさんは?
A子「年いってるのに、見た目がすごい若い人。おじさんならおじさんなりの良さを出してほしい。」
N子「がんばりすぎてるといやですよね。”俺、若作りがんばってる!”みたいな。LEON(雑誌)とかイメージ違う」
A子「違う、違う、盆栽とかいじっていてほしい。かっこつけているおじさんというより自然体で人生を積み重ねてきているおじさんの哀愁みたいなものにすごいときめく、一緒にいたいみたいな……」
M子「若い子のシャキッとしたのより、それなりの年代の人がちゃんとしてたり、その年なりのかっこよさがにじみ出た人が好きなんですよ。その年代なりの”かっこいい”を並べていくと、40代、50代のかっこいいがいちばん惹かれる」
――たとえば芸能人で惹かれる人はいますか?
M子「時代劇が好きなので、役所広司とか高橋英樹とか大好き、『桃太郎侍』ですよ、あと『暴れん坊将軍』の松平健とか(笑)。西島秀俊みたいにキラキラしているよりは、日本男子みたいな人がいい。声優でいうと井上和彦(『NARUTO』はたけカカシ役)、岩田光央(『AKIRA』」金田正太郎役)のラインです。握手会とか何回も行ったりしました」
K子「役所広司さん、私は先日『渇き。』(6月27日公開)という映画で彼を見て、すごく良かったです。役所さんCMだとおちゃめな感じで、翻弄されて困っちゃう役多いけど、映画では暴走して危ないギラギラした父親役を演じていて、役者としてのその振れ幅がかっこいいと思いました」
N子「私は見た目、大杉漣とか佐藤浩市とかスーツが似合う人がすごい好きです」
M子「石原軍団とか?(笑)」
N「それだとちょっとギラギラしてる(笑)……。もうちょっとナチュラルな感じでサラッと着こなしている感じ。でもきちんとしててほしい。シャツとか出ていないでほしい。でもふとした瞬間、がんばってきちっとしてるけど、ポケットとか出てるとかわいいかな、ちょっと好きかも(笑)」
――そういうおじさんって恋愛対象になりますか?
A子「そこが難しい、実際そういう人と恋愛したいって思ってもまだ出会ったことがないから、わからない、たぶん全然大丈夫だと思うんですけど……。現実とのギャップがあるかもと思いながらも、おじさんハントしているところです」
K子「私は全然、アリですね。何歳までかな、60だとさすがに自分の父親より上になっちゃうので、40過ぎから55ぐらいまでならなんとか」
A「ジャッキー・チェンは60歳だからだめ?ジャッキー・チェンかわいいよ」
――A子さんはジャッキーが好きなんですね、彼は年をとったけど、年取ったゆえの魅力が出てきましたね
A子「そうなんです、最近公開した彼の映画『ポリス・ストーリー/レジェンド』では年いった娘に虐げられてさみしげなお父さん役なんですが、それはそれで哀愁感漂う姿にグッときます。若い頃のジャッキーも人気だったけど、いまのジャッキーこそ至高!」