「期待」を叶えるのは相手の義務ではない

好きになった相手に、「もっとLINEしてくれないかな」「電話をくれないかな」と期待する気持ちは誰でもあって、それが通じたときにはテンションが上がり「大好き!」となりますよね。

一方で、自分からメッセージを送るばかりで相手からはなかなか来ない、電話がほしいタイミングでかかってこないなど、向けた期待を削がれたときは落胆が激しく、「もういいかな」と好きな気持ちまで捨てようとします。

自分の「好き」は相手の反応で左右するもので、期待を叶えてくれるかどうかでその維持が決まるのは、本当に好意といえるでしょうか。

理想や期待を持つのが悪いのではなく、忘れたくないのは「それを叶えるのは相手の義務ではない」ということです。

たとえばこちらの恋愛感情を向こうは知っているとしても、そのことと向こうがこちらをどう思うかはまったく別の問題で、「こっちは好きなのだから応えるべき」とはなりません。

好きだから両思いになりたいと願う気持ちは普通に抱えるものですが、その結末を決めるのは相手だけではなく自分の意思も必須なのだと、心得たいですね。