国立アイヌ民族博物館 第9回特別展示


動物形土製品[国指定重要文化財]/千歳市教育委員会蔵

アヌココㇿ アイヌ イコロマケンル 国立アイヌ民族博物館(館長:佐々木史郎、所在地:北海道白老町)では、2024年9月14日(土)から2024年11月17日(日)まで、第9回特別展示「驚異と怪異―想像界の生きものたち」を開催いたします。

1.基本情報
■ 展覧会名称
日本語名称:驚異と怪異-想像界の生きものたち
英語名称:REGNUM IMAGINARIUM: Realm of the Marvelous and Uncanny

■会場
国立アイヌ民族博物館 2階 特別展示室

■会期・開園時期
2024年9月14日(土)~2024年11月17日(日)
・9月14日(土)~16日(月)、9月21日(土)~23日(月)は夜間営業日 9:00~20:00
・9月17日(火)~20日(金)、9月25日(水)~10月31日(木)は9:00~18:00
・11月1日(金)~17日(日)は9:00~17:00
※ ウポポイ(民族共生象徴空間)への入園は閉園1時間前まで。博物館入館は閉館30分前まで。

休園日
月曜日(祝日または休日の場合は翌日以降の平日)
※ 9月16日(月)・9月17日(火)・9月23日(月)、10月14日(月)、11月4日(月)は開館

■主催・後援・協力
主催:国立アイヌ民族博物館、国立民族学博物館、公益財団法人千里文化財団
後援:公益社団法人北海道アイヌ協会
協力:市立函館博物館、千歳市教育委員会、東北大学附属図書館、徳島県立鳥居龍蔵記念博物館、
八戸市博物館、北海道大学植物園・博物館、湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)
(五十音順)

■観覧料

※ 国立アイヌ民族博物館の基本展示室の観覧料は、民族共生象徴空間(ウポポイ)の入場料金に含まれます。
※ ()は20名以上の団体料金。
※ 障がい者とその介護者各1名は無料です。入場の際に証明書等をご提示ください。

■特別展示ウェブサイトのURL
https://nam.go.jp/exhibition/floor2/special/kyoui2024/

■イベント情報
【関連する研究者による講演会・シンポジウム・ギャラリートーク等】
開会記念ギャラリートーク
(講師:山中由里子氏・国立民族学博物館 教授)
9月14日(土)14:00~15:00 ※要事前申込み※

開会記念講演会「人はなぜモンスターを想像するのか?」
(講師:山中由里子氏・国立民族学博物館 教授)
9月15日(日)14:00~15:00

民博×アイヌ博クロストーク
10月14日(月・祝)14:00~15:00

【その他(研究員、学芸員によるギャラリートーク)】
ギャラリートーク 第1回
9月21日(土)14:00~14:30

ギャラリートーク 第2回
11月3日(日)11:00 ~11:30

ギャラリートーク 第3回
11月3日(日)14:00 ~14:30

ギャラリートーク 第4回
11月17日(日)14:00 ~14:30
2.展覧会の趣旨
■展示概要
人類は、常識や慣習から逸脱した「異」なるものを、どのように認識し、説明し、描いてきたのでしょうか。本展は、人魚や龍、河童など、想像界の生きものの多様性について祭具、衣装、絵画、彫刻、書籍などをとおして紹介し、人間の想像と創造の力の源泉を探ります。奇妙で怪しい、不気味だけどかわいい、世界の霊獣・幻獣・怪獣が大集合!

■みどころ
世界の霊獣・幻獣・怪獣が大集合!

写真左からヴェヒガンテ衣装(プエルトリコ)/国立民族学博物館蔵トビウオ漁用 釣具(ソロモン諸島)/国立民族学博物館蔵動物形土製品[国指定重要文化財]/千歳市教育委員会蔵舞踏劇ワヤン・オランの衣装《ジャタユ》(インドネシア)/国立民族学博物館蔵張子人形《ショロショロ狐》(鳥取県)/国立民族学博物館蔵

世界各地の人びとが創り出してきた不思議な生きものたち。水に潜み、天に羽ばたき、地を巡る、想像界の生きものの多様性を探求しよう!

北海道会場のみどころ!

耳長お化け《キサㇻリ》(北海道)国立民族学博物館蔵
変幻自在の怪獣ビビちゃん、開拓使たちがつくりだした「北海道イメージ」関連資料、現代のイラストレーターが描くアイヌの伝承に伝わるクリーチャー紹介など、北海道オリジナル・コンテンツに乞うご期待!




千島アイヌが怖れる化物の木製仮面

仮面(千島列島)国立民族学博物館蔵
アイヌの中でも千島アイヌにしか伝わっていないフジル!仮面の下は「のっぺらぼう」。近隣諸民族の仮面と関係か?千島アイヌの伝承を採録した鳥居龍蔵のフィールドノートと共に展示される稀少な機会。




驚異と怪異の文化史

海鬼、『姫國山海録』(1762)より東北大学附属図書館蔵※会期中資料替えがあります

五十嵐大介作「異類の行進(マーチ)」(部分)

未知なる世界の驚異や、常ならざる怪異は、どのように描かれ、理解されてきたのでしょう?博物誌や世界地図、現代アーティストたちの作品に探る、アジア、中東、ヨーロッパの比較怪物学。

■チラシ(4種類)

チラシ1

チラシ2

チラシ3

チラシ4

各チラシ(PDF)のダウンロード
チラシ1: 動物形土製品[国指定重要文化財]/千歳市教育委員会蔵
チラシ2: (キャプションなし)
チラシ3: バロンダンスの衣装《ランダ》(インドネシア)/国立民族学博物館蔵
チラシ4: 占術ダイアグラム(モンゴル)/国立民族学博物館蔵
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