ペットドック、どんな項目を見ればいい?
本アンケートでは、飼い主さんがペットドックや健康診断を受けさせる理由として、「動物病院で勧められたから」(54.6%)が半数を占めるなど、専門家や有識者の勧めを経て受けさせている、という結果が出ています。
それにより「異変や病気の早期発見につながった経験がある」と答えた人は54.6%。ペットの中には痛みやつらさを隠してしまう子も多いため、目に見える異変が出てくる前に病院へ行き、定期的に健康状態を診てもらうことが重要だと言えそうです。
では、実際ペットドックや健康診断では、どんな項目を見てもらえばいいのでしょうか。
「ペットドック・健康診断で普段受けている診断項目」は、「血液検査」(72.2%)、「触診」(66.0%)、「問診」(60.8%)、「尿検査」(30.9%)、「超音波検査」(29.9%)と続きます。
「ペットドック」といっても多種多様。さまざまな病気のリスクを知ることができる血液検査をメインとし、その他の項目はオプション化している病院もあるようです。
一方、病気や異変の早期発見があったと答えた方に、その内容を尋ねたところ、「目の病気」(28.3%)、「肥満」(26.4%)、「歯・口腔の病気」(22.6%)と続きました。
検査で見つかるのは命に関わる病気でないことが多いものの、中には重い病気が発見されるケースもあるため、ぜひペットの健康を気に掛けてみてくださいね。
こんなサービスが欲しい!ペットドックに対する要望
最後にこんなデータをご紹介します。
「ペットドックにあったらいいなと思うサポート、サービス」には、「食生活の改善サポート」(32.3%)、「アプリで診断結果を記録」(30.7%)、「検査前の診断項目アドバイス」(29.1%)という声が挙がっています。ペットドック自体がさらに便利なサービスになることに、期待を寄せている飼い主さんが多いようです。
実際、「ペットドックや健康診断後の改善アクション」として始めたこととして、「フードの改善・変更」と答えた人が50.5%と、半数以上が食生活の改善に取り組んでいます。
実はこれ、目の病気があるペットに対してはさらに特出した割合となっており、80.0%の飼い主さんが「フードの改善」と答えているんです。結膜炎など目の症状が起こる原因がフードによる食物アレルギーであることが多いそう。
ワンちゃんやネコちゃんの目の調子が悪そうかも? そんな不安がある方は、ペットドックや健康診断を受けるのはもちろんのこと、食生活の改善に取り組んでみてもよさそうですね。
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動物病院やペットショップで勧められて受診することの多いペットドック。現在はペットの健康を考えて定期的に受診する飼い主さんが多くいらっしゃることが今回の調査で明らかになりました。
ワンちゃんやネコちゃんとの楽しい毎日を続けていくために、ペットの健康とご自身の健康を、これからも大切に考えていきたいですね。
「ペットドックに関するアンケート」
調査期間:2024年8月1日~8月2日
調査対象:全国の愛犬や愛猫を飼っている人 127名
調査方法:インターネット調査
調査主体:イオンペット株式会社