温かみにあふれた空間
3部屋目は、色とりどりの花が咲き乱れる温室。
映画には登場していない部屋ですが、アレンデール城にはこういう空間もあるのか…と、むしろさらに解像度が深まります。
天井は霜と雪で覆われたガラス屋根になっており、夕暮れの空とオーロラの光が混じり合った、美しい色彩にうっとり。
ファミリールームの窓と同じく、こちらにも時々キャラクターが訪れる演出があるので、見逃さないように注意して!
可愛らしいペイントにも注目!
壁の棚や文机、燭台や椅子や部屋の柱など、その全てにそれぞれ違ったローズマリングのペイントが施されており、温かく可愛らしい雰囲気に。
映画『アナと雪の女王』だけでなく、北欧の文化や伝統などもしっかり落とし込まれており、本物らしい説得力のある空間が作り上げられていることが分かります。
そして、文机に置いてある手紙にも注目!
幼少期のアナが書いたものでしょうか、子どもらしい可愛い文字と、オラフのキュートなイラストが印象的です。
手紙が書いてある便せんはグッズにもなっており、アトラクションの楽しい体験をそのままお土産として持ち帰ることも!
アトラクションだけでなくQラインを隅々まで見ておくと、その後のグッズ選びやショップでのお買い物が、もっと楽しくなりますよ。
ファン感涙の細かな演出
ガラス窓の対面には、刺繍やクッションカバーなどの作品が飾られた作業机が。
完ぺきにキッチリ陳列されているわけではなく、作業の途中感を見せて来ているところが、またアレンデール王国への解像度を一層上げてくれます。
ファンにはおなじみの、エルサが幼い頃から大切にしているぬいぐるみ「サー・ヨルゲンビョルゲン」も置かれており、あまりの可愛さに大興奮!
ペイントや刺繍の入ったお手製の小さなベットに、ちょこんと可愛らしく寝かせられています。
エルサの指示なのか、アナのお願いなのか、国民や使用人の気遣いなのか定かではありませんが(ファン的にはアナのお願いであって欲しい)、「現女王が子どもの頃から大切にしている人形に、お手製のベットが作られている」という事実、ちょっとヤバくないですか。
自分の推し(エルサ)の推し(サー・ヨルゲンビョルゲン)が大切に扱われている様に、思わず熱い感情がこみ上げて来てしまい、泣きそうになってしまいました。
隣の刺繍の作品を見てみると、アナのイニシャルと、アナの大好きなひまわりのモチーフが入っています。
こちらはエルサがお願いして、作られている途中のものでしょうか。
Qラインの隅っこに置かれた作業机ひとつとっても、アナとエルサに対する解像度が本当に上がるので、個人的にはまばたきしている間もないほど。
造形や設定の細かさなど、特に東京ディズニーシー全体で言える事ですが、もうね、ハッキリ言ってやり過ぎだと思います。(褒めてる)
ぜひ、本編の『アナと雪の女王』『アナと雪の女王2』だけでなく、『アナと雪の女王/家族の思い出』や『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』などのスピンオフ作品も鑑賞して、散りばめられた様々な要素を余すところなくチェックしてみて下さいね。
こだわりが凄い…!
壁や床をさらによく見回すと、作中でアナが身に付けていた、冬服のマントと帽子、ブーツが飾られているのを発見!
大好きなキャラクターの衣装を、間近でじっくり見る事ができるなんて、もう大興奮です。
ファンタジースプリングスでは、不定期でアナとエルサのグリーティングが開催されているのですが、アナのグリーティング衣装を思い出してみると、そういえばマントと帽子は被ってなかった…!
まさにこのお城にアナが住んでおり、街中に出かけて我々ゲストに会いに来てくれているという、グリーティングへの解像度も上がってしまう演出。凄すぎ。
一生ここにいたい、もういっそ住みたいとまで思える可愛い空間に後ろ髪をひかれながら、さらに次の部屋へと進んで行きます。