ビッグバン以来のダメ人間として名高い、野比のび太くん。もはやダメ人間の代名詞として使われている感すらあります。
ですが、皆さんは大人になったのび太くんをご存じでしょうか? なんと、あのダメのび太くんが立派な父親になり、毎日ちゃんと会社に通って家族を支えているのです。
普通の人ならごく普通のことですが、子供時代のダメさ加減から比較すると目覚ましい成長。ミジンコが巨人に成長したようなものです。その成長率たるや30万パーセント(ミジンコ3ミリ、巨人10メートルとして計算)。
実はのび太くんこそ、漫画史上最も大きく成長した人物なのです。その視点で見てみると、彼の子供時代には人間として成長するための秘訣がたくさん隠されています。
というわけで、今回はのび太くんの足跡を追い、『成長する人間の特徴』を探ってみましょう!
成長する人間の特徴1『毎年夏に途方もない大冒険をして人生経験を積んでいる』
なぜか夏になると大冒険を始めるのび太くん。ピースケが来たのも、捨て犬と大魔境に行ったのも、冬や秋ではなく夏、春でもなく夏です。世界一の夏男のび太くんです。宇宙を駆け巡って犯罪に巻き込まれ、地底に潜って種族間の闘争に巻き込まれる。これほどのバラエティ溢れる経験を積んだら、成長しないはずもありません。
なので、私たちも夏に大冒険をしましょう。まずは恐竜の卵を拾ってくるところからです。もしくは銀河鉄道の切符を入手するところから。
難しいですか? でしたら、ちょっとした旅行に出かけてみてはいかがでしょうか? 外国に行き、見知らぬ文化に触れる。国内でも、観光名所だけではなく地元の路地や小さなお店に入り込み、いろんな暮らしや風習に触れてみる。そうすることで、少なからず成長の糧が見つかることでしょう。