GAKUは、10代のためのクリエーションの学び舎です。音楽、建築、演劇、食、ファッション、デザイン、アートなど、様々なジャンルのクラスを、第一線で活躍するクリエイターを講師に迎えて、展開しています。

近年、深刻な自然災害や異常気象が社会問題となる中、地球環境問題は日に日に深刻さを増しています。現代のクリエイターにとって、地球環境に配慮しつつ何かを生み出すということは、一つの常識になりつつあります。しかしその一方で、地球環境問題という一人では太刀打ちできない大きな課題を前にしてクリエーションに向かう気持ちを途絶えさせてしまう10代がいるとするならば、それはそれで、大きな社会的損失であるといえます。

今回のプログラムは、ファッションのクラス「わたしたちのファッション表現」、食のクラス「限界美食論」、建築のクラス「未来都市における循環のシンボル」という3つの教育プログラムと、その成果発表の場である「Yurakucho Earth Summit(仮称)」からなります。教育プログラムにおいては、地球環境問題やサーキュラーエコノミーに関するリサーチやフィールドワークと、ファッション、食、建築、それぞれの実践を通して、「衣」「食」「住」という10代にとって身近な興味や創作意欲と、地球環境問題の双方に向き合い、その両立の難しさや矛盾を感じながら、半年間をかけて作品制作に挑みます。そして、それらの授業で制作した作品の発表の機会として、3クラス合同の成果発表会の機会を設け、アウトプットを社会に広く発信し、様々な人が、地球と人間のより良い関係について考え、「社会のため」という義務感ではなく、「人間的に美しいこと」として、サステナブルな生き方を選んでいくような世の中を目指したいと考えています。
クラス詳細                     


わたしたちのファッション表現講師:山縣良和(writtenafterwardsデザイナー/ coconogacco代表/GAKUディレクター)
期間:2024年10月16日(水)~2025年2月15日(土) 13:00~15:30
会場:coconogacco(東京都中央区東日本橋2-26-8 MKKビル 8F)
授業料:無料
[共催]coconogacco
[メディア・パートナー]WWD

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ステイトメント:
これからの時代のファッションクリエーションはどのようなものでしょう。
装うことの喜びを味わい続けていくために、服づくりはどのように変化していくでしょう。
このクラスでは、現在も未来もファッションを楽しむ「わたしたち」が、ファッションと地球のより良い関係について考え、その成果を「服」という形式に縛られることなく、様々なファッションのあり方として表現することに挑戦します。
国内だけでも毎年10億着もの服が捨てられている今、様々な社会問題と向き合いながら、それでも膨らむファッションへの想いを、未来のファッションクリエーションに昇華させていきます。

授業詳細:
ガイダンス1.:2024年10月16日(水)17:00~19:30 地球と私たちの「現在」を見つめる
ガイダンス2.:2024年10月19日(土)16:30~19:00 地球と私たちの「現在」を見つめる
第1回:2024年10月30日(水)17:00-19:30 第1回 レクチャー
第2回:2024年11月9日(土)13:00-15:30 第2回 ディスカッション
第3回:2024年11月30日(土)13:00-15:30 第3回 レクチャー&制作
第4回:2024年12月14日(土)13:00-15:30 第4回 チュートリアル&制作
第5回:2025年1月18日(土)13:00-15:30 第5回 チュートリアル&制作
第6回:2025年1月25日(土)13:00-15:30 第6回 チュートリアル&制作
第7回:2025年2月15日(土)13:00-15:30 第7回 授業内プレゼンテーション




限界美食論講師 :野田達也(シェフ・nôlディレクター)
期間 :2024年10月16日(水)~2025年3月2日(日) 10:00~12:30
会場 :nôl(東京都中央区日本橋馬喰町2-2-1 DDD Hotel 1F)
授業料 :無料
[共催]nôl
[メディア・パートナー]RED

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ステイトメント:
人が食べるものは、すべてこの地球が生んだものです。
畜産やそのための森林破壊による二酸化炭素やメタンの輩出、生物多様性の危機、わたしたちが地球を食べ尽くす前に、これからの時代を拓く「美食」について考えることが必要なのではないでしょうか。
食の悦びを、口の中の現象としてだけで捉えるのではなく、心が、地域や風土が、動物や植物が、地球や未来が悦ぶものへ。
そのように、美食の定義を押し広げて、その限界へと拡張する創造性が求められています。
このクラスでは、ミシュラン1つ星レストラン「nôl」が教室となり、これからの時代を担う若手シェフとともに、美食と美食が引き起こす地球への影響について学び、メニューを考え、調理し、実食し、地球にも人間にも美味しいガストロノミーを体現していきます。

授業詳細:
ガイダンス1.:2024年10月16日(水)17:00~19:30 地球と私たちの「現在」を見つめる
ガイダンス2.:2024年10月19日(土)16:30~19:00 地球と私たちの「現在」を見つめる
第1回:2024年11月24日(日)10:00~12:30 地球を傷つけない美味しさ
第2回:2024年12月15日(日)10:00~12:30 ブオーノ(おいしい)、プリート(きれい)、ジュスト(ただしい) 
第3回:2025年1月12日(日)10:00~12:30 コンセプトメイク(自分にとっての美味しさ) 
第4回:2025年1月26日(日)10:00~12:30 コンセプトメイク(次代を拓く一皿のレシピ)
第5回:2025年2月9日(日)10:00~12:30 一皿づくり(レシピのブラッシュアップ)
第6回:2025年2月23日(日)10:00~12:30 一皿づくり(提案としての一皿)
第7回:2025年3月2日(日)16:30~19:00 プレゼンテーション




未来都市における循環のシンボル 講師 :クマタイチ(建築家)、安居 昭博(「サーキュラーエコノミー実践 ーオランダに探るビジネスモデル(学芸出版社)」著者)
期間 :2024年11月23日(土)~2025年3月8日(土) 16:30~19:00
会場 :有楽町近辺
授業料 :無料
[メディア・パートナー]新建築

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ステイトメント:
人の暮らしが、都市が、未来が、どうあるべきか。建築を構想するということは、そのようなことを考えるということでもあるはずです。サーキュラーエコノミー(循環経済)という考え方は、そのときに多くの示唆を与えてくれます。
『サーキュラーエコノミーは単なる資源循環ではなく、分断された人の間にもう一度有機的な「結びつき」を生む』安居昭博さんはその意義の一つをそう語ります。
この授業では、サーキュラーエコノミーの原理や事例を学びながら、コミュニティの側面から建築を考えてきたクマタイチさんとともに、建築的なシンボルのあり方を構想していきます。シンボル(symbol)には、「一緒にかかげる」というような語源があります。「循環のシンボル」を通して、私たちがともに持つべきビジョンを描いていきます。

授業詳細:
第1回:2024年11月23日(土)16:30~19:00 第1回 レクチャー 
第2回:2024年12月7日(土)16:30~19:00 第2回 フィールドワーク 
第3回:2024年12月21日(土)16:30~19:00 第3回 見学会 
第4回:2025年1月26日(日)16:30~19:00 第4回 エスキス1. 
第5回:2025年2月8日(土)16:30~19:00 第5回 エスキス2. 
第6回:2025年2月23日(日)16:30~19:00 第6回 ゲストレクチャー&エスキス3.
第7回:2025年3月8日(土)16:30~19:00  第7回 授業内プレゼンテーション

講師プロフィール(順不同)              


山縣良和(writtenafterwardsデザイナー/ coconogacco代表/GAKUディレクター)
1980年鳥取生まれ。2005年セントラル・セント・マーチンズ美術大学ファッションデザイン学科ウィメンズウェアコースを卒業。2007年4月自身のブランド 「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」を設立。2015年日本人として初めて LVMH Prizeにノミネート。 デザイナーとしての活動のかたわら、ファッション表現の実験と学びの場として「coconogacco」を主宰。2019年にはThe Business of Fashion が主催するBOF 500に選出。2021年第39回毎日ファッション大賞 鯨岡阿美子賞を受賞。






野田達也(シェフ・nôlディレクター)
1985年福岡県生まれ。半導体エンジニアから料理人へ転向。地元福岡の調理師学校を卒業後、都内フレンチレストランを経て2012年に渡仏。ミシュラン二つ星「Passage 53」の佐藤伸一氏(現:Restaurant Blanc Paris)の薫陶を受け研鑽を積む。帰国後、食品製造からバルまで食にまつわる様々な見識を広げるなか、ケータリング事業に携わり再渡仏。世界各国のシェフやアーティストとのコラボレーション、イベントのフードオーガナイズを務める。再帰国後、フリーランスの料理人として活動する傍ら「kitchen space nôl 」のディレクターを務め初年度に同店をミシュラン一つ星へ導く。2024年には、新たにグリーンスター(持続可能な活動において業界の最先端を行くレストランが授与される新たな指標)を獲得。日本最大級の若手料理人コンペディションRED U-35にて大会史上初となる三度の準グランプリを受賞。新たな美味しさの創出をテーマに食 × 医療、Art、Techなど越境・共創による価値創造に取り組む。






クマタイチ(建築家/TAILAND主宰)
1985年、東京都生まれ。ニューヨークの設計事務所に勤務を経て、2020年から東京を拠点に活動し、設計とシェアハウスなどの運営を行うTAILANDを始動。「隈研吾建築都市設計事務所」のパートナーも務める。代表作に「SAZAE」「SHAREtenjincho」「Weaving Carbon Fiber Pavilion」など。2024年10月には初のホテル「SHORTsuido」を文京区水道にオープン予定。







安居昭博(「サーキュラーエコノミー実践 ーオランダに探るビジネスモデル(学芸出版社)」著者)
Circular Initiatives&Partners 株式会社 代表取締役 / 京都市委嘱 成長戦略推進アドバイザー / サーキュラーエコノミー研究家。
ドイツ・キール大学「Sustainability, Society and the Environment」修士課程卒業。2021年国内外でのサーキュラーエコノミー実践と理論の普及が高く評価され、「青年版国民栄誉賞(TOYP2021)」にて「内閣総理大臣奨励賞(グランプリ)」受賞。NHK クローズアップ現代「服がよみがえる!循環型ファッションで廃棄物ゼロへ!」(2023年5月31日 放送回)にてスタジオゲスト出演。建築・食・ファッション・テクノロジー・イベント業界等、幅広い分野の企業と伴走しサーキュラーエコノミー型ビジネスモデルの新規事業立ち上げや、商品・サービス開発にアドバイザリーやブランディング支援として関わる。2022年、梅酒の梅の実、生八ッ橋、酒かす、おから、レモンの皮など、京都の副産物・規格外品を活用し、福祉作業所と製造連携し「京シュトレン」を開発するお菓子屋「八方良菓」を創業。著書に「サーキュラーエコノミー実践 ーオランダに探るビジネスモデル(学芸出版社)」。




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Forbes JAPAN
グローバルな視点を持つ読者たちに向け、『Forbes』US版、各国版の記事をキュレーションし、日本オリジナル記事と共に構成。毎号ライフスタイル記事を同載し、読者へオンとオフの情報を発信しています。そのWeb版forbesjapan.comではForbes.comが日々配信する多彩な記事をキュレーション。本誌記事、専門性のあるオフィシャルコラムニストによるオリジナル記事と合わせ、読み応えのあるコンテンツを毎日配信しています。






CLUB RED
新時代の若き才能を発掘する、35歳以下の若手料理人を対象とした日本最大級の料理人コンペティション「RED U-35」で輩出された、歴代の優秀な成績をおさめた料理人429名と歴代の審査員団29名(2024年8月時点)からなるクリエイティブ・ラボ。
https://www.redu35.jp/clubred/





新建築
株式会社新建築社は、雑誌『新建築』『新建築住宅特集』『a+u』を中心とした建築の専門書を刊行する出版社です。2020年をもって雑誌『新建築』は創刊95周年を迎え、創刊以来、一貫した編集方針のもと建築家の方々とともに建築記録を蓄積しつづけています。2020年からは『新建築』『新建築住宅特集』をオンライン上で検索・閲覧できるWEBサービス「新建築データ」を開始しました。これまでの雑誌出版を主体とした建築情報の提供のみならず、常に時代に対応した次の100年を見据えた建築メディアを目指します。
https://japan-architect.co.jp/



WWDJAPAN
1910年に米フェアチャイルドが創刊した「WWD(Women’s Wear Daily)」の日本版ファッション業界専門紙「WWDJAPAN」は、ファッション・ビューティ業界のビジネス、トレンドニュースをはじめ、業界人インタビュー、コレクションのルック、パーティーやストリートのスナップ、アートやメディア、ライフスタイル情報など、ファッションやビューティに強い興味を抱く消費者にも響く、感度の高い情報を提供します。
https://www.wwdjapan.com/

協賛                        


三菱地所株式会社
三菱地所株式会社は「まちづくりを通じた社会への貢献」を基本使命に掲げ、東京駅周辺を主とした丸の内・大手町・有楽町エリアをはじめ、不動産に関する幅広い事業を展開する総合ディベロッパーです。2020年以降は「丸の内NEXTステージ」として有楽町・常盤橋を重点エリアと位置づけ、“人・企業が集まり交わることで新たな「価値」を生み出す舞台”を作ることを目指しています。中でも、有楽町エリアは“街の輝きは人がつくる”というコンセプトのもと、「有楽町 Micro STARs Dev.」というプロジェクトを始動し、クリエイティブな人材が集まり、活躍する場・仕組みづくりを推進しています。
https://yurakucho-msd.com/



GAKUとは                        


クリエーションの学び舎「GAKU」
10代のためのクリエイティブ教育の場として、国内外で活躍するクリエイターを講師に迎え、音楽、建築、食、ファッション、デザイン、アートなど多種多様なクラスを展開しています。
場所:渋谷 PARCO 9 階(東京都渋谷区宇田川町 15-1)
運営:LOGS inc.(中央区東日本橋2-26-8 MKKビル8階)
HP: https://gaku.school
お問い合わせ:info@gaku.school



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