社長がブログで、事業の内容をやたらと書いている

最近は、社長がブログをつけて企業イメージを高めることが多いようですが、中には、事業で成功したことを吹聴するような内容だったりするエントリが目立つブログもありますね。常識的な社長なら、ビジネスで成功したことの詳細をブログに書いたりしません。

わざわざ儲けの種を外に見せるようなことをするのは、経営者として意識が甘いか、本当は儲かっていないのに虚勢を張っている可能性が高いです。入社すると給料の未払いや残業カットなどが起こるかもしれません。
 

電話の応対で、ブラック企業かどうかは察しがつく

ホームページを丹念に洗ってみると、おかしなところが見えてくるものですが、どうしても見分けがつかないようなら、求人募集について尋ねたいという建前で、電話してみましょう。

「電話がどこかに転送される」
「電話対応代行サービスの人が出る」

こういった場合は、社員の数が極端に少なくて、会社の代表が手持ちの携帯電話に転送したりして外部からの連絡に対応している場合があります。そういった会社が必ずしもブラック企業とは言えませんが、利益を上げているとは言いがたいでしょうから、入社後はそれなりの苦労があるかもしれません。

「受け付け事務をやっている方ではなく、明らかにめんどくさそうな棒読みの返答をする」
「電話の向こうで、やたら雑音がする」

こういった場合は、共同のオフィスを利用していたり、極端に人員不足で、他の部署の社員が電話対応していたりしているケースが考えられます。ぶっきらぼうな対応をするとしたら、会社が教育をしていないか、もしくは不平をコントロールできないほど、仕事がハードな状態が予想できます。
 

もし、こういった企業に応募するなら、自分が就業する際の給与や保険などの条件をしっかり確認して言質をとり、入社するかどうか判断すべきですね。

福岡県北九州市生まれ 93年から週刊誌・書籍のライターとして活動。救急医療の現場取材・社会保障問題といった社会派な記事から料理、食べ歩き、映画論評まで執筆ジャンルは様々。児童文学作品を上梓する傍ら、フードコーディネーターとしてメニュー開発なども行う。近著に「さぼちゃんのおぼうし」「うちの職場は隠れブラックかも」。ブログ