Q. 英語でなんて言う?   

Hiro: 日本代表の新しい監督についてどう思う?

Ted: 彼は適任だと思うよ。 チームを鍛え上げてくれるんじゃないかな。

Hiro: どうだろう。僕は、彼は間違った選択だったと思うな。

Ted: うーん、彼にチャンスを与えるべきじゃないかなあ。監督になったばかりだし。

Hiro: そうだろうね。日本を次のワールドカップに出場できるようにしてくれることを願うだけだよ。

ワンポイント解説

“get into form” 鍛える
このフレーズはアスリートやスポーツのチームに対して使われることが多いです。競技で勝てるレベルくらいにまで鍛える、という意味ですね。“get back into form”という形になると、スランプ状態や調子の悪い状態から復活する、という意味になります。

“I’m not so sure. / I’m not so sure about that.” それはどうかな
相手の意見や発言について半信半疑のときに使う表現です。それが正しいとは言えないなあ、という意味ですね。また、その意見について賛成できない、という意思をやんわりと伝えるときに使われます。

“give [something/someone] a chance” [ ]にチャンスを与える
ある事柄や人に対して、成果が出るまで十分な時間と機会を与えよう、ということです。ビートルズの楽曲に “Give peace a chance!”という歌がありますね。直訳すると、平和にチャンスを!ということですが、意訳では「平和を我らに」とされています。

“I suppose so.” そうだと思う
心から賛成するとは言えない状況で、とりあえず賛成と言っておくよ、というようなニュアンスを含んだ表現です。以下の二つの意味合いがあります。
(1) その事柄について、慎重に考えている
(2) しぶしぶ賛成の意を表す(上記の会話では、TedはHiroの意見に完全に賛同したわけではありませんが、賛同できないことはないという判断に至った、ということがわかります。議論的にならないようにした、という意図もあります)。


“get into [something]” 入り込む、もぐりこむ
文字通りの意味としては、何かに入るということですが、時には、車やエレベーターなどの乗り物に乗り込むという物理的な動作も表します。

例)“I had already gotten into the elevator when I remembered I did not lock the door.”
ドアに鍵をかけ忘れたことを思い出した時、すでにエレベーターに乗ってしまっていた。

また、上記の会話のように、ワールドカップのような大会や、何かのイベントや機関など、そこに入る(参加する)ために制限が設けられていることにも使われます。なので、よく大学に「入る」と言うときや、プロのスポーツチームに「入る」ときに“get into”を用いることが多いです。

例)“My sister got into the university she wanted.”
妹が、入りたがっていた大学に合格したの。