「夫の財布の中に、夜のお店で働く女性の名刺があったことで喧嘩になりました。

『仕事の付き合いで』と最初は言っていたのに、それからも帰宅が夜中になることが多くて、追求したら『これくらいの自由があってもいいだろう』と開き直られ、家庭内別居へ。

小学生の子どもがふたりいますが、客間で寝起きする私と夫の間に距離ができたことは、気が付いていたと思います。

食事は作るし晩ごはんは家族で食べますが、それ以外はリビングで一緒にいてもほとんど口をきくことはなく、いま思えば家庭内別居を始めたばかりの頃は子どもたちは不安だっただろうなと、反省しています。

あるとき、ママ友から『今週末の参観日、行く?』と連絡がきてびっくり。

子どもたちからは何も聞いていなくて、慌てて長男に確認したら『どっちに言えばいいかわからなくて……』としょんぼりしながら返されて、言葉を失いましたね……。

それまでは夫の都合がつけばふたりで参観していたので、家のなかで離れている今の状況は、子どもたちにとっては混乱するのも無理はないと思いました。

子どもたちには謝ることしかできなくて、改めてプリントを見て夫にも伝えました。

夫は行くつもりと答えたけれどやっぱり一緒に家を出る気にはなれず、結局私はママ友と待ち合わせをして学校に行き、夫は後からひとりで来ていましたね。

見るのも別々だったけど、それでも、自分たちのことで子どもにつらい思いをさせるのは駄目だと、改めて思いました……」(40代/配送)

夫婦仲の不和は、隠したくても身近にいる子どもたちにはどうしても伝わってしまいます。

子どもにとっては母親も父親も大切で、どちらに言えばいいのか悩ませるような状態は、いいとは決していえません。

こんな戸惑いは親への不信感にもつながるため、早めの対策が必須です。

家庭内別居をやめないとしても、子どもの気持ちを大切にすることは、夫と改めて話し合う必要があると感じます。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line