子どもも3歳くらいになると、体力もついてきて言葉も達者になり、一日遊びに付き合うのは体力的にも精神的にもシンドイ!と感じるママも多いのでは? 激しい自己主張やイヤイヤにほとほと疲れ果て、「こんなはずでは…」と座り込んで愕然としてしまったり…。
その反面、まだまだ子どもらしい純粋無垢さ、ストレートにママへの愛情表現を示してくる可愛さもあり、「子育て大変すぎ!」「でも子ども可愛い!」と相反する気持ちに毎日のように振り回され、白髪が増える思いなのではないでしょうか。
そんな3歳児育児中のイラストレーターの、まつざきしおりさんによるコミックエッセイ『3才児みーたんは容赦しない』は、まさに3歳児の生態が詰まった「あるある!」の連続。
今回は、著者のまつざきさんに、体力があり余る元気いっぱいな3歳児・みーたんの育児についてお話を伺いました!
全力で遊んでも昼寝しないみーたんに呆然!
――まつざきさんが“体力おばけ怪獣”と命名したみーたんですが(笑)、いつごろから「アレ…この子、もしかしてめちゃくちゃ体力あるな…!?」と感じていたんでしょうか?
まつざきしおりさん(以下、まつざき)「産まれてまもない頃から、夜遅くに寝ても早朝にたたき起こされたり、お昼寝がとにかく短かったり...。日々「モンスターだ…!」と思っていました(笑)。
2歳位からは、午前中と午後、夕方と散歩に連れて行き、全力で遊んでも昼寝なし。夜までピンピンしている姿を見て「なんてこった…!」と呆然とすることも多々ありました…(笑)」
――赤ちゃんの頃から筋金入りの体力おばけ怪獣だったんですね(笑)。みーたんの体力を削るためにふだんやっていることってありますか?
まつざき「とにかく天気の良い日は外で遊んでいます。
お家遊びは限界がありますし、こちらも「なんでお昼寝せぇへんねーん!」とイライラしたり、はかどらない家事や散らかっている部屋を見るとなんだか心に余裕がなくなってきちゃうので。
島暮らしなので、港横にある芝生や海岸へよく行きます。
魔法瓶にコーヒーを入れて、ちょっとしたお茶菓子も持って「外の空気を吸いながらティーブレイクしに行くんや~!」という気持ちで出かけたりしていました(笑)。けっこういい気分転換になります」
口癖を真似してくるみーたんに胸キュン!
――みーたんはお外が大好きなようですね。
まつざき「とにかく走り回れたら楽しいみたいで、よくかけっこに付き合わされます。最終的に、ゾンビのように娘をおいかける感じになります(笑)。
最近は忍者ごっこが好きらしく、海岸にある岩と岩を飛びまわったりしていますね。
あと、石や木が好きなようで、一人ハァハァ言いながら集めています(笑)。
夏になると、毎日のように海に行き、娘を浮き輪に乗せてひたすら泳ぎます」
――体力もついてきてイヤイヤもまだあり、言葉も発達してくる3歳児ってなかなか手ごわいですよね。育児に疲れたときの息抜きは、どんなことをしていますか?
まつざき「やはり疲れたときは甘いものに限りますね…!
外に散歩ついでにスーパーで豆大福を買ったりして、自分にご褒美をあげています。
後は、自由な時間ができたら、とにかく絵や漫画を描いています。なんだかんだで一番のストレス発散方法ですね」