――添い寝だけで終われる理由…というか、女性はなにを求めていると思いますか?

Tくん : んー…、付き合ってる人がいても不安だったり寂しかったりすることってありませんか?例えば浮気されてると思い込んだりとか、仕事の関係で長く離れないといけないとか。

――ありますあります。

Tくん : でもそれって付き合ってる相手を嫌いになった訳でもないし、別れたい訳でもないですよね?一時の不安な気持ちとか、寂しい気持ちが紛れたら、それでいい訳です。そのためにソフレを作るんじゃないでしょうか?

――ということはソフレに求めるのは…?

Tくん : “安心感”でしょうね。あと言い方悪いですけど“その場しのぎ”かな?

――Tくん的にはどうなんですか?それでいいんですか?

Tくん : 僕の彼女も忙しくて会えない期間が長いので、同じように不安な気持ちになるんですよね。だから僕も紛らわすためにって言ったらあれですけど、女性側と同じことを求めているってことです。だから添い寝以上の関係にもならないと思うんですよね。

――「お互いに安心感を得るため」「スキマを埋めるため」と、ハッキリしているからですね?

Tくん : そうです。セフレはセックスをするため、快感を得るためだから、手段としてはセックスを選ぶ。キスフレはキスをするため、キスの快感を得るためだから、手段としてキスを選ぶ。細かい気持ちだったりは僕はセフレもキスフレもいないので、ハッキリは分からないんですけどね。これに当てはめると、ソフレはお互いに安心感を得るためだから「添い寝」を選んだって感じです。

――なるほど!なんだかちょっと分かったかもしれないです。

Tくん : どうしてもやましい目で見られてしまうんですけど、そうじゃなくて。ストレス発散のためのカラオケ、癒されたいためのマッサージ、くらいのものだと僕は思っています。

――このままソフレ男子として、活動は続けていくんですか?

Tくん : 正直分からないですね…。彼女が頻繁に会えるようになったりとか、結婚を考えるようになったりとかしたら、ソフレ男子を続けるのは無理でしょうね。ソフレで補ってきた安心感を彼女できちっともらえてる訳ですから。

――そういう時、女性にはどう伝えるんですか?

Tくん : ありのまま伝えますね。「彼女が大事だから」って。女性側からソフレをやめたいって言われたことはまだないんですけど、向こうも伝えてくるとしたら同じような感じで言ってくると思います。

――ソフレの方と別れることがあったら、また是非お話聞かせてください(笑)本日はありがとうございました!

Tくん : こちらこそ、ありがとうございました!

どうしてもやましい関係を想像してしまう「ソフレ」という言葉。
ただ当の本人たちはそんな気持ちなど微塵ももたず、お互いの寂しさや弱さを埋める大切な存在として求め合っているようです。
Tくんはさわやかな笑顔と物腰の柔らかさがとても魅力的な青年でした。
そういった部分が女性に安心感を与え、ソフレになってほしいと考える要因の1つとなっているんだろうと思います。

男女ともキチンと理解した上でのソフレは、現代の新たな癒しになりえるのではないでしょうか?

ライター・コラムニスト。1988年生まれ。大学卒業後にマスコミ業界3社で働くが、行く先々でパワハラに遭い、退職。引きこもりになったのをキッカケに、ライターに。キャバ嬢として年間500名以上の男性を接客した経験や半年で25キロのダイエットに成功した経験などを活かした、恋愛・美容系記事が得意。その傍ら、フリーランスやライターになりたい方向けの相談に乗る個別セッションをおこなっている。「体内時計をコントロールして、健康でキレイになる」をコンセプトにしている“健康&生活リズムカウンセラー”の資格を保有。