新生児のどんなところを撮っておくのがいい?
ニューボーンフォトというほどきちんとしたものでなくとも、毎日のように顔が違って見えたり、成長が早いこの時期の赤ちゃんはできるだけマメに撮影したいですよね。
そんなとき、赤ちゃんのどんな写真をおさめておくといいでしょうか?
サキヤマさん「肌がカサカサで黒ずんでいる、皮がむける、乳児湿疹、痩せて弱々しい、シワシワ感がある、など、もうちょっと良くなってから撮ろう、ではなく、今しかない雰囲気だと思って残してもいいかなと思います。
小さなあんよをアップで撮ったり、ママの手を握っている小さなおててを撮ったり、あくびしているところや新生児微笑など、この時期にしか撮れない写真はたくさんあります。
スマホで撮るときは明るさを調整してくださいね」
やっぱりプロの手を借りるなら、こういうとき
産後はやっぱり自力で撮る気力がない…そんなときは、プロの手を借りるのも手。
写真館に出向く体力もなければ、出張撮影サービスを利用してみるのがいいかもしれません。写真館よりも安価で、自宅まで来てくれるのもありがたいですよね。
サキヤマさん「スマホで撮ってLINEでおばあちゃんに毎日送る、みたいな用途の場合は、普段の様子をできるだけ多い頻度で見たいと思うので、気軽に自分で撮ってたくさん送ってあげたほうが喜ばれると思います。“初めて〇〇した瞬間”のような写真は、毎日一緒にいるママさんのほうが逃さず撮れると思いますので。
印刷すると結構違いが大きいので、プリントしてリビングに壁に飾ったり、フォトブックにして親戚に配ったり、年賀状に大きく載せる、というような場合は、プロに頼んだほうが格段に綺麗ですし、おしゃれな雰囲気もあると思います。
意外と後悔するのが、ママさんとベビーちゃんのツーショットの写真が無い(パパがカメラ好きの場合は逆の現象)、家族全員がうつった写真がないということです。せっかくプロに頼むのなら、家族全員の写真も一緒に撮ってもらったらいいと思います」
出張撮影をお願いする場合に、用意しておいたほうがいい小物も教えていただきました。
サキヤマさん「小物や衣装は持ってきてくれると思うのですが、記念品類は自分たちで用意したほうが“我が家らしさ”が出ます。
結婚式やマタニティフォトで使ったブーケやマタニティフラワーサッシュ、エコー写真、結婚指輪や婚約指輪、おじいちゃんが書いた命名書、おばあちゃんが作ってくれたベビー服、ママが赤ちゃんのとき使っていた何か、などです。
指輪は、2つ足にひっかけたかったのに、パパが会社に付けて行っちゃったというパターンがあるあるだったりするので、気を付けてくださいね」
まとめ
新生児期は短く、本当にあっという間に過ぎてしまうもの。
スマホに日々の成長を写すのはもちろん、今回紹介した方法でしっかりとしたニューボーンフォトを撮ってみてはいかがでしょうか? 自力で工夫して撮影したことも含め、思い出と記念になるはずですよ。
【取材協力】サキヤマ リエさん
神奈川県厚木市在住で、東京、神奈川でニューボーンフォトをメインに活動するフォトグラファー。子供や家族の写真、ライブハウスなどのイベント写真や、ビジネスプロフィール写真、店舗やクリニックの内観外観、職員集合写真の撮影なども。