アイスクリームダイエット

1日のうち1食や間食をアイスクリームに置き換えて痩せようという、比較的最近知られるようになったダイエット方法。

高脂肪・砂糖たっぷりなイメージがあるアイスクリームでどうやって痩せるのか不思議だが、「和菓子などに比べて糖分は少ない」「脂肪分が空腹感を満たしてくれる」「乳製品のため栄養バランスが良い」など理論はしっかりしている。

沖縄徳洲会 こくらクリニックで院長を務める渡辺信幸氏もアイスクリームのダイエット効果にお墨付きを与えているという。

渡辺医師のインタビュー発言によると、実践のポイントはちゃんとパッケージに「アイスクリーム」と書かれていて、なおかつ高脂肪(12%以上)の製品を選ぶことだそうだ。

ネット上で体験談を探してみると意外に多く、1週間で2キロ痩せた、3ヶ月で10キロ痩せたなどダイエット成功を報告している記事もある。ただしネット情報なので本当かどうか裏が取れない、そもそもサンプルが偏っている(失敗した人は体験談を書かない)という点も踏まえ、効果のほどは自分で確かめてみるしかなさそうだ。

1日5食ダイエットなどに比べて導入のハードルは低いため、アイスクリーム好きな人は試してみる価値があるかもしれない。

 

ティエリアダイエット

好きなアニメキャラクターの絵を部屋中に置き、ついつい食べ過ぎしてしまう自分自身を戒めるダイエット方法。今年3月にテレビ番組でこのダイエットに成功した女性が登場し、ユニークな発想と驚異的な減量効果がネットの話題をさらった。

ちなみにティエリアとはアニメ『機動戦士ガンダム00』に出てくる主役キャラクターの1人。男でも女でもないという特殊な設定だが外見はクールな超イケメンであり、放送当時から女性ファンの人気が高かった。

テレビに登場した女性は「いつもティエリア様が見ている…」と食欲を封印した結果、90キロ台だった体重が42キロまで減少。好きなコスプレも楽しめるようになったという。偶然にもティエリアは作中で重装備のガンダムから装甲を分離して痩せ型のガンダムになる、という機体に乗っていたため、彼女のダイエット成功も「ヴァーチェ(メタボ機体名)がナドレ(スリム機体名)になった」とネット住人たちから評された。

なお、一見すると単なるネタダイエットだが、実は心理学の「客観的自己注視状態」に基づいた合理的なものとも考えられる。客観的自己注視状態とは「人の視線を感じていること」を指し、この時、人間はより好ましい態度を取ろうとするのだ。

テレビで紹介された女性はたまたまアニメキャラクターを用いていたが、想いを寄せている異性、好きなタレントやスポーツ選手の写真などに応用すれば、ダイエット効果が期待できるかもしれない。