肉に魚にスイーツに――グルメの誘惑がぐっと増える“食欲の秋”。その一方で、夏の間に食べ過ぎて「秋こそはダイエットを!」と気合いを入れ直している人も多いはず。そこで迷うのが、どんなダイエットを選択するのかという方法論。
今回はちょっとユニークなダイエット方法を調べ、理論・効果・注意点などとあわせて紹介してみたい。
1日5食ダイエット
1日の必要カロリーを通常の3食ではなく、5食に分けて摂取することで痩せようというダイエット方法。5食にするのがメジャーだが「1日6食」としている場合もある。いずれにしても「1日2食の人は太りやすく、逆に1日5~6食の人は痩せている」という研究結果がベースになっているようだ。
たしかに太ることを目的にする日本の力士は、昔から1日2食の食生活にしている。その逆をいけば痩せられるというのは、理にかなっているかもしれない。
食事を摂る時刻は提唱者によってばらばらだが、3時間おきに食べるというスパンはほぼ共通している。食事内容は午前中に消化のよいフルーツ類を食べ、昼からは肉、夜は魚にシフトしていくのが一般的だ。よくある「○○だけを食べて痩せるダイエット方法」のように飽きることなく、豊富な食事のバリエーションを保ったまま痩せられるのは魅力と言えそうだ。
もともとハリウッド女優の間で流行したダイエット方法らしく、日本でもここ数年は安定した人気を誇っている。提唱者(と名乗る人は何人もいるが…)自身が20~30キロ以上の減量に成功しているというのも頼もしい。デメリットは食事のタイミングや中身をきちんと管理するマメさが求められる、という部分だろうか。