3. 「もう少し今のまま様子見したい」

「友達期間が長かった子から告白されて、でも僕としてはその子と付き合いたいって気持ちではなかったので、その本音をそのまま伝えたんです。

そのときに『気持ちは嬉しいけれど、もう少し今のまま様子見したい』って感じで言ったはずなんですけど、なぜだか相手に勘違いをさせてしまい『気持ちはあるのに、事情があって付き合えない事情がある』って意味に捉えられてしまいました。

で、基本OKの返事だったと勘違いしてしまったその子は、その日からやけに連絡をしてくるようになって、当たり前のように週末のデートに誘ってくるように。僕が距離を置こうとして断っていたら、電話がかかってきて『様子見するって言ったくせに、ヒドイ』とも言われました。

“様子見”って、僕は現状維持って意味だったんですけど、その子からすると“付き合ってみて観察したい”って意味だと思ったみたいです。日本語って難しいですよね…」(30歳/地方公務員)

こちらも、前向きに捉えていた女性が先走る形で勘違いしてしまったようなエピソードです。

ハッキリと断られたのではない場合、こんなふうに自分にとっていい方向に受け取ってしまう女性も、稀にいるようです。

4. 「食事くらいならいいんだけど」

「まだ知り合って日が浅い子から、かなり熱烈な告白をされた時の話です。

OKもNGも判断できないほど、相手のことをあまり知らなかったので『食事するくらいなら、全然いいんだけど』って感じで返事をしました。

そうしたら、その子はそれが付き合い始めるって返事だと思っちゃったみたいで、それから毎日連絡してくるようになった上に、毎週末食事に誘ってくるようになっちゃって。

グイグイ押され気味なのに疲れて『やっぱり付き合えない』って言ったら、『食事に行きたいって返事をしたくせに、遊ばれた!時間を返して!』って怒り出したんですけど…。

遊ぶもなにも、そもそも付き合っていないと思っていただけに、あれには驚きました」(31歳/ディーラー勤務)

さらにこちらも、男性の返事をかなりポジティブに解釈してしまった女性ならではの勘違いという雰囲気です。

男性としてはオブラートに包みながらも「お付き合いするのはNO」と伝えたつもりが、女性は違う意味に受け取っていた!という展開は、実はそこまで珍しくもないのかもしれません。

意を決して告白した相手からこんな返事が返ってきたら、それはやんわりと「NO」を言われたと覚悟したほうがよさそうですよ。

「グルメや旅のライティングのほか、人間観察も得意。生活に密着したテーマの取材を重ねる。旅先で過ごす時間と温泉に浸かっているときが幸せ。結婚願望がなかったのに結婚してしまい、後悔しつつ毎日を楽しんでいる。」