まずは調査する5店舗の特徴と、鑑定していただく先生を紹介しよう。

 

(1)鳳占(ほううらない)やかた 市場通り店

中華街に6店舗、新宿に2店舗を構える。開業は1995(平成7)年で、昨今増えているという中華街の占い店の中では古株の店だ。占い師は約60人を擁し、中華街では年間20万人も鑑定している実績豊富な店。占い師を育成する「みかど学院」を運営している。

みかど学院の院長、伊藤行斎(ぎょうさい)先生は、定年までファッション販売の大手企業に勤め、人事部として、採用の見極めや若手社員の相談に乗っていた。1対1の対面でコミュニケーションを取りながら、問題を解決してきた経験も生きているという。手相占いは、10分程度で1000円。今回取材した店舗5店は、ほぼこの価格設定だが、これも同店から広まっていったそうだ。
先生のそのほかの鑑定は、相性占い、算命学など。

占い師の人格が大切と伊藤先生
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「中華街で一番古いと思います」と、鳳占やかた総務部長の居城(いしろ)さん
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ちょこっと楽しめるおみくじも
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(2)福運閣

元々は開運グッズ販売店の福運閣。 
場所は関帝廟通りの天長門の近く。中国の工芸品や風水開運グッズを扱う店舗で、運気上昇に関連する占いを今年から取り入れた。中華街の占い店としては新しく、発展会には入っていない。

坂元紫峰(しほう)先生は、かつて事業に失敗し職を探しているときに、広告で高島易断(明治時代に活躍した占い師、高島呑象〈どんしょう〉が始めた易学のこと)を知ったそう。

1日8時間の研修を3ヶ月積んだ後、見習いとして全国をまわり、その後一人立ちした。中華街での占い師の経験は10年あるが、時間や相談とともに料金が徐々に上がっていくシステムを取り入れた店より、じっくりとお客さんの身になって鑑定したいという思いから福運閣へ。東京・自由ヶ丘でも鑑定をしている。
先生のそのほかの鑑定は、九星気学、周易活断など。

易学鑑定でも知られる坂元先生は、若かりしころは編集の仕事も
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1回10分程度980円、サービスタイムは500円でもしっかり鑑定
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(3)華陽園(かようえん)

中華街大通りに面する有名店。老舗のお土産屋さんだったが、類似店が増え運営が厳しくなったこともあり、コストのかからない新しいサービスをと5年前に占い店としてリニューアル。

雑誌の開運ナビゲーターとして活躍している、仁☆晴雲(じんせいうん)先生をはじめ、先生を指名して鑑定に遠方から訪れるリピーターも多い。英語、中国語、韓国語が堪能な占い師も多数。料金は、10分程度で1000円。

先生のそのほかの鑑定は、人相、九星気学、四柱推命、タロットなど。

 
奥様は占い師ライターの仁先生
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「お客さんの意見も取り入れ、店作りしています」と運営担当の小川さん
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