(4)占い処 愛梨(アイリー)

チャイナドレスやアオザイを扱う「カモメ市場館」の1号店から、口コミでお客さんが広がり、2010(平成22)年にオープンしてから4年間で中華街に4店舗に拡大。1号店は1階のオープンスペース、2階の個室のほか、カフェラウンジでグループ占いも可能。

ジュエリー先生は、テレビ番組のレギュラーとして、お笑い芸人のサンドウィッチマンと占い鑑定をしていたことで知られ、芸能人の鑑定経験も豊富。料金は10分程度で1000円。

先生のそのほかの鑑定は、人相、算命学、タロット、方位、姓名判断、相性など。

 
「占い師の資質があったとしても勉強して土台をつくらないとダメ」とジュエリー先生
拡大画像表示
一般利用もできる2階のカフェは緑溢れる癒し空間
拡大画像表示
 
カフェの奥に個室の占いブース
拡大画像表示
 

(5)幸せ占い えがおの神様

横浜大世界の中にブースを構える、河野順子先生が営む個人店。発展会に入っているのは珍しいとのこと。

亡くなられたご主人は、日本人初、北極点に単独徒歩で到達した河野兵市(ひょういち)氏。ご主人の死をきっかけに運命や占いに、より興味を持ち、人を笑顔に導きたいとの思いで鑑定。

認定臨床心理カウンセラー、臨床心理療法士の資格も生かし、カルチャー教室での講師も務める。著書に『自分がわかる手相術』などがある。料金は、こちらも10分程度で1000円。

先生のそのほかの鑑定は、しあわせ占い(手相+生年月日)、タロットなど。

本名を名乗ることも大事にしていますと河野先生
拡大画像表示
著書や講義を通して手相術を教えている
拡大画像表示
 

では、それぞれのお店での鑑定の様子をご紹介。

 

1軒目、鳳占やかた 市場通り店、伊藤行斎(ぎょうさい)先生

手相がはっきりしているのは健康の証
拡大画像表示

手相の見方:左手が先天的、右手が後天的

「では両手を出してみましょう。左手は生まれ持ったもの、右手が後天的に後から備わったものや環境を表します」と穏やかに語り、「はっきりとした手相ですね、これは生命力が強いということですよ」との言葉から始まった鑑定。

「頭脳線が二重になっているので、多彩なマルチ型。趣味も多いのでは? 組織の中でひとつのことをやるより、自分でいろいろとやるタイプですね。ただ、あれこれ同時に手を出すよりも極めてから次に進んだほうが、自分のモノにできるかもしれませんね」とアドバイス。

最初のこの助言だけでも納得。筆者は、これまで飲食店の自営業、スクール事業の経営、自由業(フリーライター)の経歴で、企業に就職したことがなく、常に次の仕事の準備と掛け持ちしながら独自に仕事をしてきた。中学時代の運動部のかけもちに始まり、今でも趣味が多いのだ。

頭脳線が下に向いているほど空想や想像が強くなるそう
拡大画像表示
「60歳を過ぎても人に恵まれそう。感謝が大切」
拡大画像表示
 

「性格はやさしいですね」に続き、「直感型でひらめきや洞察力にすぐれ、キャッチコピーなどをつける仕事が向いている、空想癖があり、アートや芸術の分野も良いでしょう。運命(仕事)線が枝分かれし、外に向いているので、旅行や出張が多く、海外での仕事も向いているでしょう」と本質的な部分に触れた。

「先天的な左手より、右手に仕事などで道を開いた跡があるので、努力もされたでしょうね。人にも助けられたと思いますよ。感謝の気持ちを忘れないようにね」と言葉を添えられ、恩人の顔が浮かんだ。

人生の流れを見ると「晩年型なので、35歳過ぎてからはお金に困ることなし! コミュニケーションをとるのがうまく、おばあちゃんになってからも絶えず周りに人がいて、何か趣味を教えるような生活をしているでしょうね」と先のことも見据えた。この言葉だけでも明るい老後が想像でき、気分が軽くなるのであった。
 

みかど学院の院長でもある先生の説明はわかりやすい
拡大画像表示

このような形で鑑定取材は続く。

検証取材であるので、自分からは身の上を語らず、リアクションを控えめに聞いていたが、どれも当てはまることなので素直に驚くばかりだ。

実は、これらの性格や適正は、残りの4軒でもほぼ同じように言い当てられるものであった。
「現状や今までやってきたことが、手相に表れるものなんですよ。手相はどんどん変わります」の伊藤先生の言葉に大きく頷くばかり。

手相は履歴書と成績表のようなものなのだろうか・・・と早くも、1軒目で手相占いを納得し始める筆者であった。

「悩んでいる人の背中を押してあげられると良いですね。手相占いの基本はありますが、時代によって世相を反映したり、これまでの人生相談での経験を生かした前向きなアドバイスを送ったりしたい」と伊藤先生。

「今あなたが元気でいられるのも、先祖代々の方のおかげ。感謝の気持ちを忘れずに」との言葉を胸に、店を後にした。

「mimot.(ミモット)」更新情報が受け取れます