自分の親ならまだしも、義母や義父との同居は抵抗がありますが、近居なら子育て世代にとってはメリットが多いもの。
実際に近居をしている人の実に8割が満足をしているという調査結果もあります。
メリットがあるのは子育て世代ばかりではなく親世代にもあると言われていますが、「近居」はメリットばかりではありません。メリットがあればデメリットもあります。
子育て世代におけるメリットといって最初に浮かぶのが「子どもの世話をしてもらえる」であり、デメリットといって最初に浮かぶのが「親からの干渉」ですが、果たして実際はそれだけでしょうか。
今回は、親子3世代近居をする家族に、「近居」のメリットとデメリットを聞いてみました。
そして、最近近居を始めた家族が教えてくれた「近居」を支援する自治体の制度についてもお伝えします。
経験者に聞いた!「近居」のメリットとデメリット
メリット
メリットといえばやっぱりコレ!「子育てのサポート」が受けられる
育児を経験し、人生経験が豊富な親が近くにいれば、育児の悩みもすぐに相談できます。また、共働き世帯であれば子どもの送迎をお願いできたり、子どもが病気になった時の看病や病院での診察もお願いできたりするでしょう。
祖父母にとっても孫の世話をすることが生きがいとなり、子どもも祖父母から受ける刺激は多く、学べることもたくさん。お互いにとってメリットは多いといえますね。
野菜やお米・洋服など・・・衣食住など生活関連の資金援助が得られる
近くに住めばお米や野菜などの差し入れ、時には食事に呼ばれたりと、食費が浮くケースが意外に多いと言います。
また子どもの誕生日やクリスマスなど、イベントごとは一緒に祝うケースも多く、祖父母からプレゼントを貰えるケースも多く、洋服代やおもちゃ代などが掛からず助かるというママもいました。
「あれっ!?連絡が取れない!」親の安否がすぐに分かるので安心
高齢の親と連絡が取れないと安否が気になります。遠方だとなかなかすぐには見に行けませんが、近くであればすぐに確認しに行くことができ安心です。
子ども世帯が近くに住んでいれば親世帯も安心で、その安心から得られる精神的安定が長生きにつながるかもしれません。
気軽に遊びに行けて、さっと帰れる・・・そして帰省にお金が掛からない
近くであれば遊びに行きたい時にさっと遊びに行けて、帰る時もさっと帰れます。それが遠方であれば、行くのも一苦労。さらには宿泊も伴います。
宿泊となると姑への気遣いから気が休まず、行くたびに憂鬱になる人は少なくありませんが、近くなら泊まらず帰れるため、それは大きなメリットだというママがいました。
そして何より近くであれば帰省にお金が掛からず、ストレスとなる渋滞にも巻き込まれる心配がないためいいようです。