ミッフィー好き必見!2025年5月12日(月)まで、東京「松屋銀座」にて「誕生70周年記念 ミッフィー展」が開催されています!
1955年、ディック・ブルーナによって生み出されたミッフィー(miffy)。今年で70周年を迎えます。
SNSなどでも大注目され、休日は完売の回も多数!しかも展示室内は撮影禁止で、「行かないとどんな内容なのかわからない」と話題なんです。
今回はミッフィーガチ推しの筆者が「誕生70周年記念 ミッフィー展」を体験!
かわいすぎるグッズもたくさん買ってきました。全力でレポートします♪
「誕生70周年記念 ミッフィー展」に行ってきました!
松屋銀座8階イベントスクエアで開催されている「誕生70周年記念 ミッフィー展」。
期間中は松屋銀座の外壁がミッフィーのお顔になっている、ということでも話題になっています。
会場は入口と一部の壁面以外は撮影禁止でした。なお、筆者が訪れたのは平日朝だったので、2か所での撮影が許されていましたが、混雑時にはNGとなる可能性もあります。
ミッフィーシリーズの絵本全32作品の、原画やスケッチ、印刷原稿などを、日本で初めて一堂に展示した本展示会。200点以上の作品や資料が並びます。
絵本の原画などが作品ごとにたっぷり並ぶ会場は、まさに壮観。息をのむほど素晴らしかったです。
白のほか、赤、黄色、緑、青、茶色、グレーの6色だけを使って描かれている「ミッフィー」の絵本。ブルーナ・カラーとして知られる6色が、展示会の会場の壁にも使われています。
ミッフィーの歴史をたどる展示
本国・オランダでは「Nijntje(ナインチェ)」として親しまれているミッフィー。日本語では『ちいさなうさこちゃん』と訳された絵本が有名ですよね。
1955年当時に描かれた「ナインチェ」は、今のミッフィーとはほんのすこしだけ異なるすがたをしています。皆が知る、今のミッフィーになったのは1963年のことだったそう。
そんなミッフィーの誕生からの歴史、ストーリーが生み出された秘話や背景、さらには絵本を仕上げるまでの様子が映像で見られるなど、ファンにはたまらない展示となっています。
ノートに書かれた直筆のストーリー原稿や、実際にブルーナさんが絵本を朗読する様子の映像など、貴重な展示も。
1963年に改訂版が生まれた絵本『ちいさなうさこちゃん』や、同じく初期の絵本『ゆきのひのうさこちゃん』、1979年の『うさこちゃんのゆめ』など、小さいころに読んだ作品の展示を見ながら、とても胸が熱くなりました。
大人になった今、キャラクターとしてのミッフィーを推しているのはもちろんのこと、昔も大好きだったなあ…なんて思い出しながらめぐる展示は、この上なく楽しめました。
ブルーナさんも朗読の映像の中で、「一番うれしいのは、子どもたちがよろこんでくれること。彼らをよろこばせてあげられること。私はそれこそが、最も大事なことだと考えています」と語っていました。日本の子どもたちもよろこんでいますよ~!と伝えたい…!
考えさせられる内容の展示も
初来日の『うさこちゃんおとまりにいく』(1988年)や、『うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん』(1996年)の2作品と、『うさこちゃんとたれみみくん』(2006年)は、特に多くの原画と資料が並んでいました。
中でも、多様性を重んじるオランダの国民性から生まれた作品『うさこちゃんとたれみみくん』の展示には、深く考えさせられるものがありました。
「誕生70周年記念 ミッフィー展」の会場入り口やポスターに起用されている、ミッフィーとおともだちがいっぱい集まるイラストは、そんな『うさこちゃんとたれみみくん』から抜粋されたもの。
展示を見る前と、展示を見て『うさこちゃんとたれみみくん』の背景を知ったあとでは、感じ方が変わります。
ぜひみなさんも展示会で、イラストの意味やブルーナさんが伝えたかったこと、今の日本だからこそ深く刺さる『うさこちゃんとたれみみくん』の物語の奥深さを、改めて感じてみてください!