反論はせずとにかく話を最後まで聞く

彼女が強く話を聞いてほしいと切羽詰まった様子でせがむときは、可能な限り、他のスケジュールをキャンセルして耳を傾けましょう。

もし、キャンセルするのが難しいなら、少し予定を遅らせて時間を作るように努力してみてください。
スケジュールの調整がうまくいったら、彼女に「スケジュールを遅らせることにしたよ。よほど大事なことなんでしょ。遠慮せずに話してみて」と必ず伝えること。

このひと言だけで、彼女は、何よりも自分が大事にされていると感じて、心に抱えていた辛さが軽くなったと感じる場合も珍しくありません。

実際にそうやって時間を作った際に、女性から聞かされることは、あなたにとって他愛ないと感じることかもしれません。それでも、「なんだそんなことか」などとは絶対に言わず、最後まで話を聞いてあげてください。

たとえ他愛ないと感じることでも、重要なスケジュールより優先して彼女の話を聞くということで、彼女は、あなたにとって、一番大事な存在だということが確認できて安心できるわけですね。

もちろん、スケジュールを遅らせた場合は、そのまま最後まで彼女の話を聞き続ける必要はありません。
「ごめん、もうこれ以上遅らせることはできないから。用事が終わったら、必ず電話するからね」とでも約束して、後ほど、彼女の話の続きを聞いてあげましょう。

中には、切羽詰まっていても、男性に相談できない女性もいます。

先述のサイン以外に、彼女が精神的に追い詰められてる様子を感じたら、「どうしたの? なんだかとても辛そうだけど」と、迷わず尋ねてみましょう。
もし、彼女が心に抱えていることを話し出すようなら、決して否定せずに可能な限り最後まで話を聞いてあげてください。
もし仮に、思い過ごしであっても、彼女との信頼関係が深まることは間違いありません。
「気のせいかな」と思わず、思い切って尋ねてみることが、彼女との関係を豊かにする鍵になります。

福岡県北九州市生まれ 93年から週刊誌・書籍のライターとして活動。救急医療の現場取材・社会保障問題といった社会派な記事から料理、食べ歩き、映画論評まで執筆ジャンルは様々。児童文学作品を上梓する傍ら、フードコーディネーターとしてメニュー開発なども行う。近著に「さぼちゃんのおぼうし」「うちの職場は隠れブラックかも」。ブログ